プランターで育てやすいハーブ7選
プランターで育てられるハーブ

お庭がないとハーブを育てられないのかな?
そんなことありません!
ベランダだって、お庭の片隅だって、プランターを使って簡単に育てられるハーブはたくさんあります。
その中から特におすすめなものをご紹介します!
目次
プランターで育てやすいハーブ7選
レモンバーム:初心者でも育てやすい!レモンの香りのハーブ

プランターでの育て方のコツは、少し大きめの鉢で育てることです。よくある9cmのポットの苗を植える場合、鉢は5~6号が多いですが、レモンバームはそれより少し大きめの7~8号のほうが、筆者の経験上おすすめです。
その理由は、成長が早く、水切れに弱いからです。
暖かい季節なら植え付けると1か月ほどで7~8号の鉢の外枠と同じくらい葉がしげります。
明るい場所に置き、土の表面が乾いてきたなと思ったらたっぷり水をやります。
収穫をかねて透かすように剪定し、風通しが悪くならないようにします。
冬は強めに剪定して軒下に置きます。
寒さには強いので、葉が落ちても根が生きているので暖かくなると芽が出てきます。
大きくなってきたら一回り大きな鉢に植え替えましょう。目安は1~2年です。
ラベンダー:乾燥気味を好むラベンダーはプランターでも簡単に育てられる!

プランターに植えたラベンダーは日当たりの良い、風通しがよい場所に置きます。
土の表面が乾いたら鉢の下から流れるほどたっぷり水やりをします。
蒸れに弱いので、葉の上からでなく根元から水やりをしましょう。
梅雨や雨が続くときは軒下に入れると安心ですよ。
種類にもよりますが、開花期は5月から7月頃です。
花が咲き始めたら収穫します。
収穫したラベンダーはハーブティーやドライにして防虫に使うことができます。
観賞用の品種もあるのでハーブティーにしたいときは品種を選んで植えましょう。
収穫の際、または花を楽しんだ後に背丈の半分ほどの高さに剪定します。
この時、木質化して葉がついていない枝だけにらないように、葉がついている部分を残して刈り込みます。
雪の積もる地域では、雪の重さで痛まないように軒下に入れておきます。
また、寒さに弱い品種は室内の明るい場所に置きましょう。
ラベンダーは1~2年に一度一回り大きい鉢に植え替えをします。
根を傷つけないようにそっと取り出し、植え替えましょう。
ペパーミント:むしろ鉢植えがおすすめ!強い繁殖力で庭植えは不向き。

ペパーミントに限らず、ミント類は繁殖力がとても強く広がってしまうのでプランターに適しています。
虫もほとんどつかず、肥料がなくても育ち、収穫も多いので初心者の方におすすめです。
日向から半日陰に置き、土の表面が乾いてきたらたっぷりと水やりをします。
夏は朝夕の涼しい時間に1~2回が目安です。
蒸れに弱いので梅雨や夏場の高温多湿の時期は強めに剪定しましょう。
透かすように切ったり、高さを半分くらいまで切り落としても大丈夫です。
多少切りすぎてもあまり心配いりません。
夏場の剪定でたくさん収穫できた時はそのまま束ねてお風呂に入れるのもおすすめです。
消化を助けるので食後のハーブティーにも使われます。
寒さにも強く、冬場の葉が落ちてしまっても根が生きているので、暖かくなると新芽を出します。
スイートバジル:お料理でよく使うバジルもたくさん収穫できる!

バジルはプランターに植えたら、収穫を増やすために摘心することをおすすめします。
15~20cmほどの高さになったら、上から2~3段目あたりの葉の少し上を切り取ります。
脇芽を育てることで枝が増え、収穫量も増えますよ。
日向に置き、土の表面が乾いたら鉢の下から流れ出るほどたっぷり水やりをします。
夏場は水切れしないように気を付けましょう。
お料理に使う場合は花が咲いてしまうと香りが落ちるので、花が付いたらすぐに切り取ります。
また、ナメクジやヨトウムシに食べられてしまうこともあるので、水やりの際に観察して、見つけたら駆除しましょう。
スイートバジルは一年草ですが、多年草のバジルは寒さに弱いものがほとんどです。
その場合は短く刈り込んで、室内の暖かい場所で冬を越します。
イタリアンパセリ:栄養価の高いイタリアンパセリも簡単に!

お料理によく使うイタリアンパセリもプランターで育てやすいハーブの一つです。
日向か明るい日陰に置き、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。
水切れに弱いので夏場はとくに気を付けてくださいね。
葉が12~13枚よりも多くなってきたら、外側から収穫しましょう。
常に10枚ほどの本葉を残すように収穫すると長持ちします。
イタリアンパセリは二年草です。寒さに強いので外で冬越しします。
イタリアンパセリは日本で通常よく見るパセリに比べ、香りがやわらかいのでお料理に使いやすくておすすめです。
コモンタイム:長雨が苦手なタイムもプランターなら軒下で安心!料理にも寄せ植えにも。

コモンタイムは繁殖力が高く、育てやすいハーブです。
4月から6月には薄いピンク色の花を咲かせます。
日向に置き、土の表面が乾いたらたっぷり水をやります。
蒸れに弱いので、葉が混みあっているようなら梅雨の前にすくように剪定するか、終わった花をとることを兼ねて高さを半分程に刈り込んで、通気性を良くしてあげましょう。
梅雨などの長雨の時期は軒下に入れておくと安心ですよ。
寒さには強いのでそのまま越冬することができます。
雪が降るような地域では軒下に入れておくと良いでしょう。
葉が落ちても根は生きているので春になるとまた芽が出ます。
大きくなったら、一回り大きい鉢に植え替えましょう。
収穫したタイムはお料理、ハーブティーに、ポプリは虫除けとして使うことができます。
ロシアンセージ:鉢植えなら暑い夏は玄関先でお客様の目を楽しませて!涼しげなシルバーリーフと薄紫の花

ロシアンセージは虫も付きにくく、病気もほとんどないハーブです。
暑さにも寒さにも強く、プランターでも育てやすくおすすめです。
日向から半日陰に置き、土の表面が乾いたらたっぷり水やりをします。
乾燥気味を好むので、土が乾く前に水やりを繰り返すと根腐れをおこしやすいので気を付けてくださいね。
寒くなってくると、葉が落ちてが枝だけになりますが、春になれば芽が出ます。
春になる前に形を整えるため背丈の半分ほどに刈り込むと良いでしょう。
1~2年に一度一回り大きな鉢に植え替えします。
主に観賞用で、シルバーリーフと薄い紫の花が特徴です。
とてもきれいで涼しげで、夏に花を咲かせる姿は涼を呼びます。
夏の暑い日、玄関先など目に触れる場所に置いていくと涼しげな姿で楽しませてくれますよ。
まとめ

プランターでハーブ、いかがでしたか?
筆者もベランダで育てていますが、プランターでもしっかり育って収穫できています。
お料理に使ったりもしますが、先日はペパーミントを剪定してお風呂に入れて楽しみました。
みなさんもぜひ育ててみてください!
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この記事のライター
ハーブ園でハーブコーディネーターとしての働いた経験をいかしてガーデンライターに。
転勤族でお庭が持てないが、めげずにベランダでハーブを栽培中。
好きなハーブは香りのよいグロッソラベンダー。