実践!ハーブの冬越し準備

実践、ハーブの冬越し準備

ハーブ:冬越し実践

こんにちは!ライターのユキです。

今回は我が家にあるハーブたちの冬支度の様子をご紹介します。
もちろんよく見かけるハーブばかりです。

どれくらい剪定するの?
本当に根元まで切ってもいいの?
そんな疑問が吹き飛ぶように、実際の写真付きです。

剪定したハーブを冬の間にどう使うかも一緒にご紹介しますね!

目次

  1. 実践、ハーブの冬越し準備
  2. レモンバーム
  3. レモングラス
  4. ミント
  5. コモンタイム
  6. ローズマリー
  7. まとめ

レモンバーム

ハーブの冬越し実践:レモンバーム

寒くなってきて、写真のように少し勢いがなくなってきました。
西日本の暖かい地域では11月ごろまで収穫できます。

寒さが増すと葉が落ちてしまうので、その前に収穫を兼ねて剪定するとよいでしょう。
冬前の剪定は根元近くからばっさり剪定します。

ハーブの冬越し実践:レモンバーム

剪定するとこんな感じです。
雪が積もるような地域は葉がなくなるかもしれませんが、比較的温かい地域では写真のように小さい葉っぱが根元にぎゅっと集まったような状態で冬を越します

根が残っていれば、春にまた新芽がでてきます。
特に鉢植えの場合は葉が無いからと水やりを忘れないようにしましょう。

ハーブの冬越し実践:レモンバーム

レモンバームに限らず、ハーブを乾燥させる場合は風通しのよい日陰に吊るしておきます。
乾燥したら使いやすい大きさにして、乾燥剤と一緒にビンなどの湿気の入らないものに保存しましょう。

乾燥したレモンバームは、ハーブティーにおすすめです。
レモンバームはおなかの調子を整えたり、緊張を和らげてくれると言われています。
寒い季節に温かいレモンバームのハーブティーをゆったり楽しんでみてはいかがでしょうか。
ハーブティーが苦手な方は紅茶にプラスして飲むことをおすすめします。

レモングラス

ハーブの冬越し実践:レモングラス

レモングラスは気温が下がってくると写真のように葉先が赤くなってくることがあります。
葉がある間はいつでも収穫できますが、寒さに弱いので霜が降りたり、降雪する地域は早めに剪定します。

ハーブの冬越し実践:レモングラス

レモングラスは写真のように根元10㎝ほどをのこして剪定します。
寒い地域で庭植えにしている場合は、鉢上げしてあげると良いでしょう。
鉢植えは霜が降りないよう軒先などに移動します。

ハーブの冬越し実践:レモングラス

最近はレモングラスでしめ飾りを作るものよく見られます。
筆者も1つ作ってみました。
しめ飾りやリースする際は、剪定してすぐのものだと硬くて作りづらいので、一日おいて少ししおれさせたほうが扱いやすいかもしれません。

収穫したレモングラスは束にして吊るして乾燥させます。
乾燥させたものは2cmくらいにカットして保存します。

ショウガや緑茶と相性がいいので、ショウガのはちみつ漬けをレモングラスティーでといて飲んだり、緑茶の茶葉に乾燥させたレモングラスを足してお茶を入れるとおいしいですよ。

ミント

ハーブの冬越し実践:ミント

ほとんどのミントは寒さに強く、寒くなると葉が落ちてしまいますが、根が生きているので暖かくなるとまた芽が出ます。
写真のミントも勢いがなくなってあまり伸びなくなってきました。

ハーブの冬越し実践:ミント

ミントの剪定は地上部分はほとんどカットしても大丈夫です。
根が生きているので、春になればまた芽を出します。

レモンバームと同じで葉がないうちは水やりを忘れがちになってしまうので気を付けましょう。
冬場は乾燥気味に育てますが、枯れてしまうと芽が出ないので気を付けてください。

ハーブの冬越し実践:ミント

ミントは放っておいても大丈夫ですが、せっかくなので葉が落ちる前に剪定がてら収穫して、使ってみてはいかがでしょうか。

ミントはレモンバーム同様、何本か束ねて風通しの良い日陰に吊るして乾燥させます。
乾燥させたミントはミントティーに。
ミントには整腸作用があり、胃もたれ等によいといわれているので食後のハーブティーにおすすめです。

*ミントには食用に向かないものもありますのでご確認の上、使用してください

コモンタイム

ハーブの冬越し実践:コモンタイム

タイムも寒さに強いハーブです。
筆者宅のタイムは今年の秋に植えたのでまだ小さく、剪定しなくてもよいくらいです。
一年以上たつと大きく伸びるので剪定をおすすめします。

ハーブの冬越し実践:コモンタイム

タイムは本格的な冬の前に背丈の半分ほどに剪定しておくと良いでしょう。
剪定の仕方は簡単です。
背丈の半分のところで束にしてぐっと握り、ばっさり剪定します。

ハーブの冬越し実践:コモンタイム

剪定したハーブはやはり乾燥させてドライにします。

せっかくなので収穫したタイムやローズマリーを刻んでハーブソルトを作ってみるのもおすすめです。
ニンニクと一緒に手羽先に塗り込んで焼くおいしいですよ。
フレッシュで作った場合は早めに使い切りますが、ドライにしてから作ると長持ちします。

また、タイムティーは抗菌作用があると言われ、うがい薬に最適です。
ハーブティーを楽しんだ後、残ったものはうがい薬がわりに使ってみても良いかもしれません。

ローズマリー

ハーブの冬越し実践:ローズマリー

ローズマリーは耐寒性のあるものが多く、寒い地域では寒さで葉が赤くなることがありますが、特に剪定の必要はありません。

基本的に冬は剪定はしなくてもよいですが、根元のほうに枯れた枝が残っている場合は取り除きます。
あまりにも枝が混みあっている場合は少し剪定しても良いでしょう。

ハーブの冬越し実践:ローズマリー

ローズマリーは常緑のハーブなので枝を整えたら、そのままクリスマスツリーにして飾り付けるのもおすすめです。

剪定した枝は他のハーブと同じように乾燥させます。
ローズマリーはチキンを焼くときの臭みけしなどお料理にも使える優れモノです。
また、安い白ワインにほんの少しローズマリーの枝を入れると口当たりがまろやかになります。
入れすぎると、ローズマリーの香りがきつくておいしくいただけなくなりますのでお気をつけくださいね。
目安はスーパーなどにある小さなビンに小指の爪ほどの枝の長さです。

*ローズマリーは血圧の高い方にはおすすめできません

まとめ

ハーブの冬越し実践:まとめ

いかがでしたか。
ハーブの冬越し実践編。

冬越しは、一度やってみたら難しいことはありません。
家族で楽しみながら、ハーブの冬支度するのも冬の醍醐味ではないでしょうか。
収穫したハーブもぜひ使ってみて下さいね。

*妊娠中の方や持病のある方がハーブティーを飲む場合はかかりつけ医にご相談ください。

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この記事のライター

ユキ

ハーブ園でハーブコーディネーターとしての働いた経験をいかしてガーデンライターに。
転勤族でお庭が持てないが、めげずにベランダでハーブを栽培中。
好きなハーブは香りのよいグロッソラベンダー。

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