ハーブの寄せ植え パパママセット
ハーブの寄せ植えをしてみませんか

ちょっとハーブを植えてみたいけど、どんなものがいいかわからない。
簡単に育てられるのかな?
せっかくなら育てたハーブを使ってみたいな。
そんな方におすすめ、
その名も、「ママセット」「パパセット」。
自分だけの寄せ植えにしてもよし、両方の寄せ植えをしてパパママ一緒に育ててもよし。
それぞれにぴったりのものをセレクトしています。
目次
ママセットはバジル、イタリアンパセリ、コモンタイム

ママセットのおすすめは、ズバリこの3つ。
なぜなら、育てやすくてお料理にすぐ使えるからです。
基本的に鉢の表面が乾いたらたっぷり水やりをすること、風通しの良い場所におくことで良く育つのがこれらのハーブの特徴です。
この点に気を付けて、寄せ植えにチャレンジです!
バジル

バジルはパスタにもピザにも使えます。
バジルはいろんな種類がありますが、初めての方はスイートバジルがおすすめです。
よくお店でピザにのっているあのバジルです。
お料理に使える定番のものなので、使い方に迷う必要がありません。
育てたことがある方は、違うバジルを育ててみるのもおすすめです。
筆者は去年スイートバジルを、今年はホーリーバジルを育てています。
なぜならホーリーバジルを使ったガパオライスが最高においしいと聞いたのでこれに決めました!
野菜と肉を炒め、最後に刻んだバジルを入れた瞬間、バジルのいい香りが漂ってきてたまりませんでした!

バジルは一年草のものが多いので冬越しの心配をしなくてよいので気軽に育てられます。
ホーリーバジルは多年草としても育てられますが、寒さに弱いので越冬させる場合は日の当たる室内に移動させます。
バジルは植えてから15cmから20cmくらいの高さになったら脇芽の出ているうえで剪定します。
それを繰り返すことで葉がたくさんつき、収穫が増えます。
イタリアンパセリ

ご存知の方も多い、イタリアンパセリ。
お店ではスープにちらちら乗っていたり、サラダに入っていたり。
よく見るパセリより香りが控えめで食べやすく、ビタミン、鉄分、カリウムなどを含んでいます。
癖がないので、スープに散らすのはもちろん、サラダやサンドイッチ、パスタなどいろいろなものに使うことができます。

イタリアンパセリは寒さに強い二年草で、葉が出ている間はずっと収穫できます。
葉が増えてきたら外側から収穫します。
常に10枚程度葉が残るように収穫すると良いでしょう。
あまり使わず葉が増えた場合はまとめて乾燥させておくか、ジップロックに入れて冷凍させます。
凍った葉は袋ごと揉むと粉々になり、お料理に使いやすくなります。
コモンタイム

タイムの中でもお料理に使われているのはコモンタイムです。
肉や魚の臭み消しによく使われます。
筆者は即席のピザソースに刻んだタイムを混ぜてよく使います。
刻んで塩と一緒に肉に揉みこんで焼いたり、ジャガバターに散らしてもおいしいです。
お料理にも使いやすいタイムですが、タイムのハーブティーは昔から抗菌効果があると言われてきました。
タイムティーを作り置きして、うがいに使用しても良いかもしれません。

コモンタイムは寒さに強い多年草です。
蒸れに弱いので葉がしげってきたら透かすように剪定したり、高さを半分くらいにバッサリ切ります。
すぐに使わない分は乾燥させておくと良いでしょう。
剪定のたびに乾燥してとっておけば冬の間うがいに使用出来てよいのではないでしょうか。
もちろん乾燥したものをお料理に使うこともできます。
パパセットは、ラベンダー、ローズマリー、レモンバーム

パパセットのおすすめはこの3つ。
ラベンダーだけは花の季節に収穫ですが、他の二つは葉があればいつでも収穫可能です。
お世話も簡単なのであまりゆっくり時間を取れないパパにもぴったりです。
リラックスやリフレッシュ、消化器系の不調を整える、緊張や不眠に効果があると言われているハーブたちなので仕事に疲れたときやお休み前に、ハーブティーを入れるのもおすすめです。
ラベンダー

ハーブの中でもリラックス効果が高いと言われているラベンダー。
眠りを促してくれるハーブでもあります。
ラベンダーティーとして飲むのがおすすめですが、一種類だけだと飲みにくい方もいらっしゃるので、レモンバームとブレンドして飲むことをおすすめします。
ハーブティーが苦手な方はいつものコーヒー豆の上に少しのラベンダーを入れていつも通りコーヒーを淹れてみて下さい。
ラベンダーの香りが漂い、リラックスタイムにぴったりのラベンダーコーヒーのできあがりです。

ラベンダーの中でも、暑さにも寒さにも強いラベンダーグロッソが育てやすくておすすめです。
乾燥させておくと、収穫のない時期でもラベンダーティーを楽しむことができます。
ラベンダーは品種によっては寒さに弱いものもあります。
観賞用のものもありますので、購入するときは自分に合ったものを選びましょう。
2~3年目からは花の後から冬の前までに緑色の部分の3分の1から2分の1ほど刈り取って剪定します。
ローズマリー

ローズマリーは食欲増進や集中力、血行をよくする働きがあると言われています。
仕事で肩こりがつらい時や集中力にかけたときはローズマリーのハーブティーがお勧めです。
ハーブティーが苦手な方はラベンダーと同じくコーヒー豆の上に少しのせて淹れてみて下さい。
ラベンダーコーヒーとうってかわって、何ともすっきりとした目の覚めるような香りのコーヒーになります。
また、お肉の臭みけしとして優秀なローズマリー。
カレーやシチューなどのお肉を煮込む料理の時にママに渡してあげると喜ばれますよ。

ローズマリーにも寒さに強いものと弱いものがあります。
手軽に育ててみたい方には寒さに強いものをおすすめします。
寒さに強いものだと、越冬の心配がないので安心です。
冬の間にたくさん使いたい場合は、暖かいうちに少しずつ収穫したり、剪定したものを乾燥させておくとよいでしょう。
寒い季節、冷え性の方には血行促進の効果があると言われているローズマリーティーはぴったりです。
*ローズマリーは血圧の高い方にはおすすめできません。かかりつけ医に相談しましょう
レモンバーム

気分を上を向かせてくれたり、落ち着かせてくれると言われているレモンバーム。。
お腹の調子を整えてくれたり、食欲不振にも良いと言われてきました。
疲れたときや、緊張が強いときにハーブティーを飲んでみると良いかもしれません。
レモンバームはその名の通りレモンの香りで飲みやすいハーブです。
ラベンダーと合わせてリラックスタイムに、ローズマリーとあわせてリフレッシュにハーブティーをいれてみてはいかがでしょうか。
好き嫌いのない香りなので、ママと一緒にハーブティーを楽しんでみて下さい。

レモンバームは明るいところを好み、水切れを起こすと葉がしゅんとしてしまいます。
表面の土が乾いたらたっぷり水やりをします。
寒さには強いですが、冬場は小さくまとまって葉が広がりません。
暖かくなるとまた新芽が出て大きくなります。
葉が混みあってきたら収穫をかねて剪定すると良いでしょう。
剪定したものは他のものと同様、乾燥しておくといつでも使うことができます。
まとめ

いかがでしたか?
パパセットママセット。
育てやすいものをセットにしてあるので、みなさん楽しめると思います。
暖かい季節にぐんぐん伸びたらフレッシュで楽しんで、残りは乾燥させて保存ができるのもハーブのおすすめポイントの1つです。
パパのセット、ママセット、それぞれ楽しめるポイントがありますが、一緒に育てて使うのもきっと楽しいですよね。
例えばママセットのイタリアンパセリとタイム、パパセットのローズマリーを刻んでピザソースに混ぜ、焼きあがったらバジルを散らす。
なんていうのもいいと思います。
パパセット、ママセットがあるのに、じゃあ子どもたちは?という方は
子どもが遊べるハーブをご紹介させていただいている記事もあるのでぜひ合わせて読んでみて下さい。
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この記事のライター
ハーブ園でハーブコーディネーターとしての働いた経験をいかしてガーデンライターに。
転勤族でお庭が持てないが、めげずにベランダでハーブを栽培中。
好きなハーブは香りのよいグロッソラベンダー。