暑い夏に!冷たいハーブティーの楽しみ方
暑い夏に!冷たいハーブティーの楽しみ方

冷たいハーブティーを、飲んだことはありますか?
暑い夏にはやっぱり冷たい飲み物がいいですよね。
ハーブティーは温かいイメージが多いのではないかと思いますが、実は冷やしておいしく飲むこともできるんです!
今回は夏におすすめするハーブティーを紹介します。
おいしくなるコツもあるのでぜひお試しください。
目次
冷たいハーブティーのおすすめレシピ
紅茶+レモングラス・オレンジミント

ハーブティーを飲んだことがない、という方にも飲みやすいのが紅茶との組み合わせです。
紅茶に合って飲みやすいハーブは、レモングラスです。
ティーポットに紅茶とレモングラスをいれて熱湯を注ぎます。
紅茶は市販のティーバッグのもので充分です。
氷を入れてアイスティーにするので少し濃いめに淹れましょう。
フレッシュのレモングラスは1~2cmにカットしたものを3~4枚くらいから、ドライハーブならティースプーンに半分ほど。
氷がいっぱい入ったグラスに出来上がった紅茶をいれれば、レモンフレーバーの紅茶の出来上がりです。
同じようにオレンジミントでいれるとふんわりとオレンジの香るアイスティーになります。
アールグレイがあるように柑橘系の香りは紅茶によく合うのでおすすめです。
香りの強さはハーブの量で調整できるので、いろいろ試してお好みの量を見つけてくださいね。
緑茶+レモングラス・ローズマリー

緑茶にハーブなんて!と筆者も最初は思いました。
ところが夏の水出し緑茶にレモングラスがよく合います。
市販のよくある水出し緑茶のティーバッグを冷茶ポットに入れ、そこに1~2cmにカットしたフレッシュのレモングラスをいれて冷蔵庫へ。
500mlの緑茶にカットしたレモングラス5~6枚から試すのがおすすめです。
濃いめが好きな筆者は15~20cmの葉をザクザク切って入れています。
飲むタイミングが早すぎると、レモングラスの香りよりも青臭さのほうが目立ってしまうので気を付けてください。
筆者は夜寝る前に作って朝飲むくらいがちょうどよいですが、そこはお好みで。
最初に作ってみたときは、時間をおいて何度か飲んでみてください。
レシピに書かれた通りなのにおいしくなかった!なんてこともあると思います。
やはり好みは人それぞれなので、自分がおいしいと思う量やタイミングを見つけることがおいしさへの近道です。
このお茶は筆者の小学生の子どもたちもおいしいと言って飲んでいます。
お子さんと一緒に一時間ごとに味を比べてみるのも楽しいのではないでしょうか。
レモングラスの代わりにローズマリーをいれるのもおすすめです。
すっきりした香りのさわやかなお茶になります。
気分爽快なすっきり感を求める方はローズマリーでお試しください。
フレッシュのローズマリーなら500mlの緑茶に1~2cmから。
筆者は6cmほどの枝を入れて翌朝飲んだ時、ローズマリーを入れすぎたな、と思いました。
それ以降は3~4cmほどにとどめています。
レモングラスも、ローズマリーもフレッシュでなくドライハーブでも可能です。
ドライハーブはやはりティースプーン半分ほどから試して、足りなければ増やしたり、浸出時間を長くします。
濃いと感じるようなら時間を短めに。
フレッシュハーブの青くさい感じが苦手な方はドライハーブのほうがおすすめです。
収穫したハーブを乾燥させて、ぜひお試しください。
*ローズマリーは血行が良くなる効果があるため、血圧の高い方はかかりつけ医にご相談の上お試しください。
マロウティー+カルピス

青い色をしたマロウティーをご存知でしょうか。
実はマロウ単独のこのマロウティー、あまり味がありません。
そこで夏休みにぴったりの、お子さんとも楽しめる飲み方をご紹介します。
マロウのドライハーブで、水出しのマロウティーを作ります。
フレッシュでもできますが、きれいな青い色のハーブティーを作るには、収穫したマロウを乾燥させてドライにしたものを水出しにするのが一番です。
熱湯で入れると、青色がすぐに変色してしまうのでおすすめではありません。
1カップの水にドライのマロウをティースプーン2杯ほど入れます。
10分もかからずにきれいな青い色がでてきます。
少し時間がたつと青から濃い紫へ変化します。
グラスに氷とカルピス(希釈するタイプ)を入れ、そこに規定量の水の代わりにマロウティーをいれます。
ゆっくり数回に分けていれると、下は白色、上に向かって濃い赤紫のきれいなグラデーションになります。
マロウティーの青い色にもびっくりですが、カルピスに入れたときの鮮やかな色の変化に子どもはもちろん、大人でも目が釘付けになります。
このカルピスを作ると、つい写真を撮りたくなります。
撮った写真を知人に送ると必ず、私も作ってみたい!と言われます。
それほど色が鮮やかできれいなんです。
それはまるで理科の実験のようで、筆者の子どもたちも透明のグラスにカルピスを入れ、上からマロウティーを入れては色を見て喜び、飲んでいました。
夏休みのおうち時間は、ぜひおいしい実験で楽しんでみて下さい!
この色の変化は自由研究にも生かすことができます。
マロウティーは酸性のものを入れるとピンク色に変化します。
マロウティーを使って、何を入れたら色が変わるか、いろいろなもので試してみてはいかがでしょうか。
レモネード+ハーブティー

夏バテなどの疲れにはたっぷりのクエン酸をとれるレモネードがおすすめです。
絞ったレモン果汁をお水で割ってハチミツで甘みを付けると即席レモネードの出来上がりですが、これを水ではなくハーブティーで割ります。
レモネードなので、レモンフレーバーのハーブやミントがよく合います。
おすすめはレモングラスやレモンバームのハーブティーです。
水で割るよりもレモネードがまろやかで飲みやすく感じます。
子どもたちにも水で割ったレモネードと、レモングラスティーで割ったレモネードの両方を飲んでもらってみましたが、レモングラスティーで割ったほうがおいしいと指さしました。
これもレモン果汁を絞り、同じ量のレモン果汁に、水とレモングラスティーをそれぞれ同じだけ加え、ハチミツを加え、とまるで実験です。
ハチミツを砂糖に変えてみたり、水を増やしたり、ハーブティーを濃くしたり、とキッチンでの実験に子どもたちは大忙しでした。
お好みのレシピも見つかり、子どもたちも大満足のレモネード、ぜひ一度お試しください!!
ミントティー

夏と言えばミント!ミントたっぷりのミントティーはいかがでしょうか。
フレッシュなら軽く一掴みのミントを入れ、ハーブティーをいれます。
蒸らし時間は少し長めの7~8分ほどがおすすめです。
濃いめに淹れたミントティーを、氷を入れたグラスに注ぐと出来上がりです。
フレッシュミントの青臭い感じが苦手な方はレモンを絞ると青臭さが和らぎます。
また、ただのミントティーではなく、ミントの葉をつぶしてレモンを絞り、砂糖かハチミツを入れて炭酸水で割ると、モヒート風になります。
筆者は味や香りがしっかりしているほうが好きなので、5~6センチのミントの枝を3本ほど用意し、いくつかにちぎってグラスにいれてマドラーでかなりしっかりつぶします。
青臭いのも苦手なので厚めに切ったレモンを入れてこれも一緒にしっかりつぶします。
そこに砂糖かハチミツを入れて混ぜ、炭酸水を注ぎます。
これくらいすると味も香りもしっかりとでて、濃いめが好みの筆者は飲みやすくなります。
濃いめの香りがお好みの方はぜひお試しください。
冷たいハーブティーをおいしく飲む工夫

ハーブティーをさらにおいしく飲む工夫はいろいろあります。
甘くしたい時は、砂糖、ハチミツ、ステビアなど方法は様々です。
甘みもハーブで、という方はぜひステビアを育ててみてください。
試しに葉を一枚ちぎって噛んでみると、強い甘みが広がります。
ハーブティーを入れる際に、ステビアの葉を一枚たしてお湯を注いでみてくださいね。
また、濃いハーブティーで氷を作り、そこに紅茶やハーブティーを注ぐ、という方法もあります。
これは時間がたつごとに氷が解ける量が増え、徐々に香りが増すフレーバーティーになります。
ちょっとしたひと手間ですが、とても風味豊かになります。
筆者はレモングラスティーで氷を作って、紅茶を注いで飲むことが多いです。
最初は紅茶の香りが強いのですが、徐々にレモンのフレーバーが増していって、変化を楽しむことができます。
フレッシュハーブの青臭い感じが苦手な方は、最初にあげたように緑茶と一緒にいれたり、レモンを絞るのがおすすめです。
緑茶やレモンが青臭い感じを抑えてくれます。
量は少しずつ入れて、お好みの量を見つけてくださいね。
まとめ

夏におすすめの冷たいハーブティー、いかがでしたでしょうか?
一つでも試してみたいと感じたものはあったでしょうか。
今回レシピに出てきたハーブは初心者の方でも育てやすいものばかりです。
お庭で育てたハーブティーを収穫して、おいしく利用する。
こんな素敵なことはありません!
しかも家族と一緒に楽しんで作ることができるなんて最高ではないでしょうか。
夏のおうち時間、ぜひお楽しみください!
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この記事のライター
ハーブ園でハーブコーディネーターとしての働いた経験をいかしてガーデンライターに。
転勤族でお庭が持てないが、めげずにベランダでハーブを栽培中。
好きなハーブは香りのよいグロッソラベンダー。