常緑の庭木選び|常緑シンボルツリー 人気ランキング
人気の常緑シンボルツリー その「おすすめポイント」と「注意点」は

こんにちは。
グリーンロケットです。
今回は、これまでもサイト内で数多く販売してきた常緑樹の中で
特に人気の樹種について、詳しくご案内したいと思います。
常緑の庭木は、その特性から目隠しや防犯などの機能も併せ持ちますので
シンボルツリーとしてとても人気ですね。
また、特徴だけでなく注意点も併せて紹介しますので、常緑の庭木を選ぶ際の参考にしていただければと思います。
それでは早速まいりましょう!
この記事は、お忙しい方のために
目次の見出しを追うだけでも内容を理解できるようにしています。
詳しく知りたい方は、このまま読み進めていただくか
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目次
常緑の庭木人気ランキング:No,1 シマトネリコ
人気の理由:常緑の庭木の中では、圧倒的に洋風にマッチする小さくてキラキラの葉

常緑の庭木は、ほとんどが葉が厚く大きい、鬱蒼(うっそう)としています。
(逆に言えば、それが常緑樹の特徴ともいえます)
しかし、シマトネリコはそれに反して、葉が細かく艶があってとってもキラキラ。
このキラキラとした葉が洋風のおうちやお庭のイメージととてもマッチし、
おうちやお庭の雰囲気をぐっと良くしてくれるのです。
葉の輝きと雰囲気、これがシマトネリコの最大の魅力といえます。
おすすめのポイント:自然と整う樹形、コストパフォーマンスも良い

シマトネリコは、自然と樹形が整っていくため特別な管理は必要ありません。
また成長も良く、数年で立派なお庭のシンボルとなってくれるでしょう。
もし大きくなりすぎた場合でも切り詰めが可能で、その後も自然ときれいな樹形に整ってくれます。
それ以外にも、他の常緑樹と比べて大きさ当たりの価格が安く
コストパフォーマンスが高いのもうれしいポイントです。
注意点:寒さに弱い半落葉樹、成長後のスペースの確保か剪定の必要

シマトネリコは、南国原産の植物であるため寒さに強くありません。
経験値では、北関東以北の気温では、冬に落葉樹のように葉を落とし、
ひどい場合には幹が枯れることもあります。
冬に葉を落とすことから、シマトネリコは「半落葉樹」と言われることもあります。
稀に北関東以北の地域でも、住宅街などでは越冬するケースもあるようです。
また、成長が旺盛なため、落葉したり幹が枯れ下った場合でも、完全に枯れることは少なく、
枯れ下ったすぐ下から葉が元気に生えてきて、徐々に回復していきます。
※一部、耐寒性の強いシマトネリコというものもあります。
ただし、耐寒性といっても寒さに少し強いといった程度で、寒さで葉を落としてしまうこともありますので注意が必要です。
常緑の庭木人気ランキング:No2 ソヨゴ
人気の理由:花と実が楽しめる高級感ある木

ソヨゴの人気の理由は、その身にまとう高級感ではないでしょうか。
葉は肉厚ですが小ぶりで、風にそよぐとシャラシャラと他の木にはない音をさせます。
また、常緑では珍しく花と実が楽しめます。
実は大き過ぎず小さすぎず、気品があります。
(ソヨゴは雌雄異株で、実がなるのはメスのみです。)
おすすめのポイント:管理が楽で寒さにも強い

ソヨゴには、成長が遅く大きくなりすぎる心配がありません。また管理もほとんど必要としません。
またソヨゴは、常緑広葉樹でもトップクラスに寒さに強く、寒冷地(主に東北地方)であれば心配なく植えることが可能です。
冬青と書いて「ソヨゴ」と読むほど寒さに強く、冬でもきれいな葉色を楽しませてくれます。
注意点:成長が遅い分、販売価格が高価である
ソヨゴは、成長が遅い分、大きくなるまでに時間がかかります。
その為、価格はお高めになります。
これはソヨゴに限らず、成長の遅い木は、それだけの時間と手間がかかるため、
高価格になりがちです。
はじめからなるべく大きな状態のソヨゴを購入しようとすると
その分金額は高くなってしまいます。
常緑の庭木人気ランキング:No,3 常緑ヤマボウシ
人気の理由:常緑樹では珍しい、美しい花と実を楽しめる

常緑ヤマボウシは、名前のごとく、ヤマボウシの常緑版です。
花、実、紅葉の美しさは落葉樹のヤマボウシをそのまま継承しており、現在注目が集まっています。
とにかく美しい花や実を咲かせる木が少ない常緑樹の中で大きくたくさん咲かせる花が魅力です。
おすすめのポイント:花の美しさは常緑樹の中でもトップクラス

落葉ヤマボウシの美しい花が、常緑樹でそのまま楽しめます。
花付きも良く、場合によっては、木全体を覆うように花をつけることもあります。
生育が旺盛でシンボルツリーとしても申し分ありません。
艶のある葉が洋風の雰囲気を引き立ててくれるでしょう。
注意点:寒さに弱い、鬱蒼(うっそう)としやすい、流通量がまだ少ない

常緑ヤマボウシは、シマトネリコと同じ南国原産の木です。
その為、寒さに当たると葉が赤く紅葉し、場合によっては落葉してしまい
半常緑樹と呼ばれることもあります。
参考までに、茨城県ではおおむね冬にすべての葉を落としてしまう傾向にあります。
シマトネリコと違うところは、葉を落としても枝が枯れて下ってしまうことは少ないといえます。
また、成長が旺盛なため、大きくなると少し鬱蒼としやすくなります。
適度な剪定が必要な場合もあります。
そして、常緑ヤマボウシは近年流通が始まった新しい品種です。
生産もまだ十分とは言えないため、販売数がまだまだ多くはありません。
常緑の庭木人気ランキング:No.4 オリーブ
人気の理由:突き抜けた洋風感、ブルーシルバーの葉

ひと目で地中海の街並みを連想させるような、圧倒的洋風感を漂わせるオリーブ。
1本植えるだけで、リゾート気分を演出できます。
特に白い外壁との相性が良く、涼しげで爽やかな印象が加速します。癒しと憧れを併せ持つ魅力が、オリーブにはあるようです。
おすすめのポイント:成長が遅く、大きな木ほど高級感が増す。潮風に強い。
オリーブは、日本で育てる場合、それほど成長が早くありません。
その為、大きなオリーブの木程、日本では高価で高級感を感じさせます。
さらに、大きくなっても圧迫感は全くと言っていいほど感じません。
つまり大きくなればなるほど、木の魅力は増していきます。
又、潮風に強いため海沿いでリゾートをイメージしたお庭などには
欠かせない存在となりそうです。
注意点:成長が遅いため大きな木は高価。寒さに弱い。虫の食害に注意!
オリーブもまた南国原産の為、寒さに弱い欠点があります。
北関東以北の気候では、枯れてしまうケースも見受けられます。
また、日本の気候では成長が遅く、その分大きな木は高価になりやすい傾向にあります。
そして、虫による幹の食害の被害も多く見受けられ、防虫管理が必要になるでしょう。
シンボルツリーとしては、オリーブは少し時間と手間のかかる植木と言えそうです。
しかし、手間暇と時間をかけて大きく育てることができれば、他にはない自慢のシンボルツリーとなってくれるはずです。
その他:その他の常緑樹はシンボルツリーとして不向きなのか?
常緑樹の多くは、葉が繁りやすいため圧迫感が出やすい。
シラカシやアラカシなど、常緑の庭木は他にも数多くあります。
しかし、ここに紹介した以外の常緑の庭木(特に高木)の場合、葉が大きく茂りやすいため、お庭に植えるとどうしても圧迫感が強くなりがちです。
やはり現代の洋風で素敵なおうちの雰囲気を考えますと、寒さには弱いという欠点がありますが、南国原産の常緑樹に人気が集まっているのがうなずけます。
もちろん目隠しとしての機能を考えるのであれば、シンボルツリーではなくとも、必要なところにサブツリーや生垣として取り入れることのできる常緑の庭木は多くあります。
常緑の庭木人気ランキング:まとめ
人気No1:シマトネリコ
理由:葉が小さく洋風の雰囲気とマッチ。コストパフォーマンスも良い。欠点は、寒さに弱い。
人気No2:ソヨゴ
理由:成長が遅く管理がしやすい。赤い実の楽しめる高級木。耐寒性がトップクラスに高い。欠点は、高価
人気No3:常緑ヤマボウシ
理由:常緑樹でトップクラスに美しい花と実を楽しめる。欠点は、寒さに弱い。まだ販売数が少ない。
人気No4:オリーブ
理由:植えるだけでリゾートの雰囲気を楽しまめる。欠点は、寒さに弱い。成長が遅い。虫の食害に注意が必要
その他の常緑樹
常緑樹の多くは成長が早く、葉が繁りやすいため、庭木でもシンボルツリーにすると圧迫感が出てしまう。
目隠しにする場合は、シンボルツリーでなくとも、生垣や必要な場所に効果的に配置するなどして、取り入れるのが良い。