経験者は語る!どんな環境でも何度育てても楽だったハーブ

いろんな環境で育てました!

どんな環境でも何度育てても楽だったハーブ

ハーブガーデンで勤務経験のあるライターのユキです。
今までいろんな場所でハーブを育ててきました。
屋上のハーブガーデンで。
山の中のハーブガーデンで。
海に近い家の庭で。
転勤族となってもあきらめずマンションのベランダで。
どこで育てても、何度育ててみても、たいして手がかからずに大きく育っていたハーブをご紹介します。
とくに初めてハーブを育てる方にはおすすめです。

目次

  1. いろんな環境で育てました!
  2. おすすめはラベンダーグロッソ、ローズマリー、コモンタイム
    1. 3つの共通点
    2. 基本的な育て方
  3. それぞれの特徴
    1. ラベンダーグロッソ
    2. ローズマリー
    3. コモンタイム
  4. ベランダでは暑さと水切れに注意!
  5. この3つでは物足りない方は一年草をプラスして!
  6. まとめ

おすすめはラベンダーグロッソ、ローズマリー、コモンタイム

3つの共通点

どんな環境でも何度育てても楽だったハーブ:ラベンダー、ローズマリー、タイム

この3つのハーブがおすすめです
これらには共通点があります。

●寒さ暑さに強い
●虫がつきにくい
●乾燥気味を好む

似た環境を好むので同じように育てれば大丈夫。
1つの育て方を覚えれば3種類とも育てられます!

基本的な育て方

どんな環境でも何度育てても楽だったハーブ:育て方

これらのハーブは、乾燥気味を好むので多湿は少し苦手です。
水はけがよく、風通しの良い場所を好みます。
水はけが悪い場合は赤玉をいれて水はけを良くしたり、畝を作りまわりより少し高い位置に植えてあげるだけでもかわります。

水やりは土が乾いたらたっぷりと、の繰り返しです。
庭植えの場合は雨が降らない日が続いたときや、真夏以外はお天気まかせで大丈夫です。

それぞれの特徴

ラベンダーグロッソ

どんな環境でも何度育てても楽だったハーブ:ラベンダーグロッソ

ラベンダーの中でも特に寒さにも暑さにも強いラベンダーグロッソ。
数年たつと立派な株になり、見栄えも良く、香りもよい、初心者の方にもおすすめなラベンダーです。
5~7月には紫の花が一斉に咲き見ごたえがあります。

ラベンダーに大切なのは剪定です。

よくある9cmのポット苗を植えた場合、その年は花がらをとる程度です。

2~3年目からは花の後から冬の前までに緑色の部分の3分の1から2分の1ほど刈り取ります。
特に雪の降る地域では積雪で折れないためにも大切です。

この時、木質化した茶色いところだけになってしまうと新芽が出なくなってしまうので、緑の葉の部分をしっかり残してくださいね。
積雪がなければ冬前は軽めに剪定して、3月ごろに上記のようなしっかりとした剪定をしても大丈夫ですよ。

収穫した花はポプリやハーブティーに使用できます。

ローズマリー

どんな環境でも何度育てても楽だったハーブ:ローズマリー

ローズマリーはいろいろな品種がありますがおすすめは寒さに強いのものです。
寒さに強いと、冬越しの心配をしなくてよいからです。
お住いの地域にあった耐寒性のものを選ぶと安心ですよ。

ローズマリーは上に伸びる立性と、横に広がる匍匐性があります。
匍匐性はグランドカバーとして人気です。

多湿が少し苦手なので、時々見て枯れた葉は落としてあげましょう。
春から秋にかけて小さな花を咲かせます。
種類によって違いますが薄紫、薄ピンク、薄青などの種類があります。

すっきりとした強い香りが特徴のローズマリー。
ポプリやハーブティー、お料理に使用できます。

コモンタイム

どんな環境でも何度育てても楽だったハーブ:コモンタイム

とにかく乾燥に強いタイムですが、やはり多湿には少し弱めです。
4月から6月に花を咲かせますが、そのあとは花柄をとるか、高さを半分になるくらいまで刈り込んで梅雨を迎えると良いでしょう。
とにかく通気性をよくしてあげるのがコツです。

逆に、乾燥には強いので海辺の砂地のような場所でも育てやすいです。
筆者宅はまさにそうでした。
どのハーブより元気に根付いていた記憶があります。

タイムはポプリやハーブティー、お料理にも使用できます。

ベランダでは暑さと水切れに注意!

どんな環境でも何度育てても楽だったハーブ:ベランダの注意点

ご紹介した三つは、プランターでも育てることができます。
ただし、マンションなどのベランダでは注意が必要です。
ベランダは陽当たりを考慮して、東から南に向いている場合が多いです。

つまり、とにかく陽当たりがいいんです。

冬場はよいのですが、問題は真夏です。

オシャレだなと選んだ浅鉢に植えてしまうとすぐ水切れを起こす、なんてこともあります。

普通の深さの鉢から、種類によっては深めの鉢がおすすめです。
多湿を嫌うので大きすぎる鉢はあまりよくないというローズマリーの9cmポット苗を、筆者は30cmの鉢に植えましたが問題なく育ちました。

他にもベランダの地面にじかに置かず、すのこのような台の上に置いたり、時間によって陰になる場所においたり、と真夏は少し工夫してあげるだけで株が弱りにくくなります。
エアコンの室外機の風が当たる場所も避けてくださいね。

この3つでは物足りない方は一年草をプラスして!

どんな環境でも何度育てても楽だったハーブ:物足りない方に一年草

こんな3種類だけでは物足りない!と感じる方は、毎年違う一年草を植えてみてはいかがでしょうか。

一年草であればだいたいは春に植えて寒くなると枯れるので冬越しの心配がありません。
お世話するハードルがぐっと下がります。

そして、筆者のように転勤族の方!
プランターを増やしても、どうせまた引越すし、とガーデニングをつい遠ざけてしまうことありませんか?
増やすなら一年草がおすすめです。

筆者も転勤を考えて、多年草をむやみやたらに増やすことはありません。
でも、一年草なら今年だけと割り切って育てられます。
引っ越すときはお友達にプレゼントします。
一年なら長くお世話もいらないので気軽にもらってもらえますよ。

華やかなものがいい方は黄色やオレンジなど鮮やかな花のナスタチュームを
実用的なものがよい方はお料理によくつかわれるスイートバジルを。
先に紹介した三つとあわせてハーブガーデンっぽさを出したい方にはジャーマンカモミールをおすすめします。
どれも育てやすくておすすめです。

一年草なので毎年違うものを植えると、お庭の雰囲気が変わって楽しいですよ!

まとめ

どんな環境でも何度育てても楽だったハーブ:まとめ

いかがでしたか?

いろんな場所で育てましたが、筆者はこの3つが間違いないと思っています。
育てやすいので、知人に聞かれてもまず勧めてしまいます。

ぜひ一度育ててみて下さい!

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この記事のライター

ユキ

ハーブ園でハーブコーディネーターとしての働いた経験をいかしてガーデンライターに。
転勤族でお庭が持てないが、めげずにベランダでハーブを栽培中。
好きなハーブは香りのよいグロッソラベンダー。

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