今日からできる手軽な雑草対策6選!
手軽な雑草対策で理想のお庭を実現しよう

美しい庭づくりを目指すさいに直面する最も悩ましい問題が、雑草ですよね。
雑草は庭をみすぼらしく見せたり、植物の成長を妨げたりすることがあります。
できることなら、その悩みを最小限にしたいところです。
そこで今回は、手軽に雑草対策が行える方法を6つご紹介します。
6つの方法は、1つだけ取りいれるのも良いのですが、いくつか組み合わせて試してみるのもオススメです。
この記事は、お忙しい方のために目次の見出しを追うだけでも内容を理解できるようにしています。
詳しく知りたい方は、このまま読み進めていただくか気になる小見出しをクリックしてみてください。
目次
手軽な雑草対策①マルチング材の活用

マルチング材とは、植物の根元や土に敷く材料のことを指します。
腐葉土、ワラ、バークチップ、ウッドチップ、ビニールなど種類が多く、園芸店でも手に入りやすい材料です。

マルチング材で土壌表面を覆うことで、雑草が光合成を行うのを防いでくれるというメリットがあります。
また、雑草の種子が土壌に接触することを防ぐため、雑草の発芽を大幅に減らす効果も期待できるのです。
さらに、広いエリアだけではなく大切に育てたい植物周辺の雑草抑制としてマルチングを行うのも良いでしょう。

見た目の美しさを整えてくれる役割もあるのがマルチング材です。
お好みの色や材料のマルチング材を使用することで、お花の美しさを引き立てつつ雑草抑制効果があります。
このように、マルチング材を上手に活用することで雑草の成長をさまたげる環境を作り出し、ガーデン全体のメンテナンス負担を軽減することができるのです。
手軽な雑草対策②防草シートの活用

防草シートは、ガーデニングにおいて効果的な雑草対策の一つです。
これは特殊な素材で作られたシートであり、地表に敷くことで雑草の侵入や成長を防止する役割を果たします。
マルチング材では覆いきれない広いエリアなどに活用すると良いでしょう。

まず、防草シートの主な効果として雑草の発芽と成長を阻止することがあげられます。
シートが地表をおおい、直接、雑草の種子が土壌と接触することを防ぐため雑草の発芽が大幅に減少します。
これにより、ガーデン内での雑草の増殖を抑えることができるのです。

しかし、防草シートを張るには少しコツがあるので、除草シートの上から雑草が生えたり防草シートを突き破って雑草が出てくることがあるかもしれません。
そんな時も慌てず、気が付いたらすぐに雑草取りをしましょう。
手軽な雑草対策③熱処理による除草

熱処理は、革新的で環境にダメージを与えない雑草対策方法として注目されています。
熱処理の方法は、熱を加えることで雑草の細胞を破壊し根から除去することができる、環境にとって優しい方法です。
業者さんがされる熱処理の方法は、電気やプロパンガスを使用して雑草に直接熱を与える方法や、蒸気を使った除草です。
土壌を傷つけることなく除草ができるため、公共の庭園や花壇などで作業されている様子をたまに見かけます。

しかし、一般家庭で取り入れるのは難しいですよね。
そこで、自宅で出来る熱処理として熱湯をかける方法があります。
お湯を沸かして、沸騰したお湯を直接かけるというシンプルな方法です。

雑草が生えてきた時期であれば、根も若く短いので熱湯が浸透しやすく効果があります。
画像は、雑草が生えて1週間経過した雑草ですが、熱湯をかけて4日目で根っこを含め表面も完全に枯れました。
しかし、大きくなった雑草の場合は、地上部が枯れたとしても地中の根までは根絶できず、数週間後に新たな芽が出てくることもあります。
熱処理による除草は、雑草が生え始めた初期に効果が期待できる方法と言えるでしょう。

熱処理の利点は、化学薬品を使わずに雑草を除去できることです。
環境に優しく周囲の植物や土に影響を及ぼしません。

しかし、沸騰したお湯を扱う熱処理は火傷に注意する必要があります。
ご自宅のキッチンでお湯を沸かしお庭との往復もあるので、少し面倒に思うかもしれません。
雑草が生え始める初夏に、お庭の小さなエリアや隅々の雑草から、少しづつチャレンジしてみると良いかもしれませんね。
手軽な雑草対策④手作業による除草

手作業による除草は伝統的で手間のかかる方法ですが、効果的かつ持続的な雑草対策です。
手作業の方法は、手で雑草を抜く方法とガーデニングツールを使う方法があります。
雑草抜きや除草フォークなどの専用ツールを使うと、根元からしっかりと雑草を取り除くことができます。

手作業の利点は環境に優しいことです。
化学薬品を使わずに雑草を除去するため、周囲の植物への影響も少なく慎重な作業でお庭を守ることができます。
さらに、専門の高価な道具や薬剤を必要としないので低コストで行え、費用対効果が高い点も魅力ですよね。

ただし、手作業による除草作業は労力を要します。
大規模な敷地や多くの雑草がある場合は手間がかかるため、忍耐と定期的な作業が必要です。
最も重要なポイントは、雑草が成長する前に早めに対処することです。
定期的な点検と手入れを怠らず、美しいガーデンを保つために手作業の除草を活用しましょう。
手軽な雑草対策⑤雑草抑制剤の使用

雑草抑制剤は、効果的な雑草対策方法の一つです。
特殊な薬剤を使用する事で、雑草の成長を抑制し庭や園芸スペースを美しく保つために用いられます。

雑草抑制剤と言っても、プリエメージタイプとポストエメージタイプの2種類があります。
プリエメージタイプは、雑草の発芽前に使用することで予防効果を発揮します。
使用する際には、対象の地面をよく掃除し既存の雑草を除去した後に雑草抑制剤を散布しましょう。
これにより、雑草の成長に必要な栄養や水分の供給が妨げられ雑草の抑制効果を発揮できます。

一方、ポストエメージタイプは、既に成長している雑草に対して使用し成長を停止させる効果があります。
既存の雑草はそのままで作業を進めましょう。
それぞれの役割を知って使い分けることが大切です。
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雑草抑制剤の利点は、一度の作業で数ヶ月以上の効果が期待できることです。
また、庭や花壇の他の植物には影響を与えず対象を絞った効果が得られます。
しかし、雑草抑制剤は化学薬品であるため適切な使い方と安全対策が重要です。
雑草抑制剤の使用は効果的で手軽な雑草対策法ですが、正しい方法で使用することが重要となってきます。
手軽な雑草対策⑥隙間を埋める植物の利用

雑草対策に効果的な手法の1つとして、隙間に他の植物を植えるという方法があります。
お庭の空いたスペースに密生する植物を植えることで、雑草の侵入を防げる効果があるのです。
隙間を埋める植物として、地面に広がる性質を持ち成長が旺盛なものが適しているでしょう。

例えば、地被植物やグランドカバーと呼ばれる植物は、地面をしっかりと覆い雑草が生えにくい環境を作り出します。
これらの植物は雑草と競合しながら成長するため、雑草の成長を抑制しメンテナンスの手間を軽減してくれます。
また、多くの地被植物は四季を通じて美しい花や葉を楽しませてくれるので、お庭の視覚的な魅力を高める効果も期待できるでしょう。
お手軽!家庭のお庭で試せる雑草対策

家庭のお庭でできる簡単な雑草対策、気になったものがありましたか。
まずは、手軽に出来そうだと思ったものから始めてみましょう。
美しい庭づくりと雑草対策、作業のバランスを取りながら無理しない程度に行ってくださいね。
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この記事のライター
九州在住のガーデニングライター
家作りをきっかけに庭管理を始めて12年。
関わってきた時間の分だけ、
植物の声が聞こえるようになりました。
子育てと似ていて上手くいかなかったり癒されたり!
難しく考えないで、
気になった植物に寄り添ってみてくださいね☆彡