コスパの高いハーブ

コスパの高いハーブ

コスパの高いハーブ:収穫が多い

コスパの高いハーブって何かな?と思ったことはありませんか?

お料理に使おうと思ってお店で手に取ると、野菜に比べたら量のわりに価格が高いと感じることもあると思います。
しかも欲しいものが置いてないこともしばしば。

お庭で簡単に育てられ、欲しいときに手に入る、たくさん収穫できる、しかも栄養価も高い!
そんなお得でコスパの高いハーブをご紹介します!

目次

  1. コスパの高いハーブ
  2. コスパの高いハーブ4選
    1. スイートバジル
    2. イタリアンパセリ
    3. パクチー(コリアンダー)
    4. ルッコラ(ロケット)
  3. コスパの高い虫の駆除方法
  4. まとめ

コスパの高いハーブ4選

スイートバジル

コスパの高いハーブ:バジル

180円ほどの苗で無限に収穫できるのでおすすめのバジル!
無限は言い過ぎにしても、収穫量はとっても多く、筆者も毎年育てています。

たくさん収穫する方法、それは「摘心」です。

バジルは植えたまま葉を収穫するだけでは、枝が一本しかなく、収穫量は少ないです。
そこで、枝を増やすために「摘心」します。

まず、下から三段目くらいの葉の上で茎を切り取ります。
切り取ったことで脇芽が育ち、一本だった茎がY字型に伸びて二本になります。
これが摘心です。
その先で葉を付けたらまた、摘心します。

二本の枝がそれぞれY字に伸びて二本になるので、枝は四本になります。
枝が増えることで葉がつく量も増えるので、収穫もどんどん増えていきます。

スイートバジルは一年草ですが、多年草のものや香りの種類もたくさんあるので、いろいろ育ててみてはいかがでしょうか。

バジルはサラダ、ピザ、パスタなど使い道が多く、添えるだけでも見栄えが良くなるので、お客様がきた時のお料理にも最適です。
バジルがたくさんあるときはジェノベーゼにすると風味が最高です!
香りが全然違います。
一度育ててぜひ試してほしいと思う一品です。

使い切れないときは冷凍も可能です。
冷凍すると、解凍したときに葉が変色してしまうので、火を通して使います。
冷凍したバジルは袋の上から握ると粉々になるので、パン粉に混ぜて揚げ物に使うこともできます。

さて、ここまではいいことばかり書いてきましたが、一度でも育てたことのある方、「バジルは虫に食べられて全然収穫ができない!コスパ悪い!」ということはありませんでしたか?

ヨトウムシという夜にしか活動しない、昼間は土にもぐって見つけられない虫に食べられることがよくあります。
ヨトウムシにはコーヒーがおすすめです。
コーヒーにはヨトウムシが嫌う成分が含まれています。
出涸らしを土に混ぜて潜れないようにしたり、濃いめのコーヒーを葉にスプレーし近寄らないように予防します。

イタリアンパセリ

コスパの高いハーブ:イタリアンパセリ

スーパーではまだまだめずらしいイタリアンパセリですが、育てて使っている方の食卓には普通にあります。

緑がちょっとある。これがどれほど助かるか!
サラダにスープにサンドイッチに。
筆者はベーコンがゴロゴロしたポテトサラダに刻んでいれたり、野菜スープや肉料理にもパクチーのようにこんもりのせます。
また、ブーケガルニにして煮込み料理にも。
たくさん収穫出来たときは冷凍したり、電子レンジで加熱して乾燥させたり、塩に漬けてハーブソルトを作ったりと使い道は無限大。
ちなみにこれはバジルにも応用出来ます。

よくあるカールしたパセリよりも癖がなく、食べやすいのに栄養価は少し低い程度でミネラルもビタミンもたっぷりです。
100gあたりのビタミンCの量はなんとレモンに匹敵するほど。

一度にたくさん食べるものではないけれど、ちょっとあると使い勝手がよく、栄養価も高いので普段使いにおすすめです。

イタリアンパセリはお店には置いてないことも多いので、お庭で育てるのがおすすめです。
これも苗は比較的安く手に入ります。

水はけが良く、風通しの良いところなら庭植えでも鉢植えでも簡単に育ちます。

イタリアンパセリを長く収穫するには外側から収穫し、常に10本ほど葉を残しておくのがポイントです。

今までうまく育てられなかった方は、アブラムシやハダニがたくさんついてしまったのではないでしょうか。
牛乳をスプレーして乾かすと、アブラムシやハダニは窒息してしまします。乾いた後はしっかり流しましょう。

他によくあるのはうどんこ病です。
白い粉がついたように見えたらうどんこ病かもしれません。
葉一枚くらいならとってしまえばいいですが、広がっているときは薄めたお酢をスプレーします。

パクチー(コリアンダー)

コスパの高いハーブ:パクチー:コリアンダー

気兼ねなくたくさんパクチーを使いたい方はぜひ育ててみてください。
スーパーで探さなくてもよくて、いつでも手に入る、これが一番ではないでしょうか。

そして摘みたての香りがたまらない!
好きな方には本当におすすめです。
大好きな方は育ててたくさん使ってくださいね。

たくさんあるときは洗ってそのまま冷凍も出来ますが、刻んで製氷器に入れ、オリーブオイルを注いで冷凍するのもおすすめです。
これはいつでも使えるハーブの入ったオイルキューブです。
凍ったキューブをスープやパスタや炒め物にそのまま使うことができます。
わりといろんなハーブで応用できるので、ぜひお試しください。

パクチーの苗もそんなに高いものではありません。
育てるのも簡単です。
根を痛めるとうまく育たないので、最初に植えるときだけ注意してください。
ポットから苗を出すときは根を崩さないようにそっと出して植えます。
鉢植えなら、20cm以上の深い鉢がおすすめです。

花が付きそうになったら、花芽を摘み取ります。
一年草ですが、外葉から収穫することで長く楽しむことができますよ。
いくつも苗を植えておいて、長く使うための苗と、たくさん使いたい時用に株ごと収穫する苗があるとうれしいかもしれません。

パクチーはアブラムシが付くことがあるので、見つけたら早めに対処しましょう。
牛乳スプレーをかけてしっかり乾燥させて、洗い流します。

ルッコラ(ロケット)

コスパの高いハーブ:ルッコラ:ロケット

これも、好きな方はぜひ育ててみてください。
とにかく摘みたての香りがいい!

レタスのサラダにルッコラが混ざるだけで突然風味豊かになると思いませんか?
お庭で育てて、普段のサラダに混ぜて使ってみてはどうでしょうか。
ちょっと野菜を添えたいとき、レタスだけではさみしいけれどルッコラが混ざっただけで手をかけたサラダのようにみえるから不思議です。

しかも女性にはうれしい、葉酸がたっぷり含まれたルッコラ。
ぜひ、お庭で育てて、食卓にとり入れてみませんか。

ルッコラも育てやすいお得なハーブの一つです。
多湿を嫌うので、水やりも最低限です。
鉢植えなら、表面の土が乾いたらたっぷりと、庭植えなら、雨が降らない日が続くとき以外はお天気まかせです。

ルッコラもパクチーと同じように一年草ですが、外葉から収穫すると長く楽しめます。
花芽がついたらとってしまうのも同じです。
そして葉酸だけでなく、ビタミン、ミネラルが豊富でおすすめのハーブです。

このルッコラ、おいしいと思うのは人間だけでなく虫も同じなんでしょうか。
アオムシがついてしまったら丸坊主にされかねません。
見つけたらすぐ駆除します。
観察して卵を見つけたときも駆除してしまいましょう。
特に、モンシロチョウの小さな黄色い卵は要注意です。

コスパの高い虫の駆除方法

コスパの高いハーブ:虫の駆除方法

収穫して、食べるハーブ。
できれば薬剤を使わずに虫を駆除したいと思いますよね。

筆者も薬剤を使わない方法をよく使いますし、今までも使ってきました。
それでも、ハーブ園で、自宅でさんざん育ててみて、これが一番でした。
「観察して、いち早く見つけ、駆除する。」
時間的にも、金銭的にも、効果的にもこれが一番コスパが高い駆除方法です。

筆者は朝、洗濯物を外に干すついでに必ず観察します。
見つけたら、ハダニはシャワーで洗い流す、アブラムシは軍手をしてつぶす、イモムシはピンセットでとる。
お庭やベランダで家族が食べる分だけ育てているなら、これが一番早くて確実です。

まとめ

コスパの高いハーブまとめ

いかがでしたでしょうか。
コスパが高いハーブ。
育てやすいハーブを育てて、たくさん収穫して使うことができる!
しかもキッチンハーブと呼ばれるものは意外にもビタミンやミネラルの豊富なものが多いんです。
お庭や鉢植えで育てて、お得なハーブ生活、始めてみませんか。

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この記事のライター

ユキ

ハーブ園でハーブコーディネーターとしての働いた経験をいかしてガーデンライターに。
転勤族でお庭が持てないが、めげずにベランダでハーブを栽培中。
好きなハーブは香りのよいグロッソラベンダー。

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