【芝生を張る前に!】知らないと必ず失敗する芝生のお庭

芝生で失敗するパターンは決まっている

必ず失敗する芝生

園芸初心者でも芝生の庭を作るのは簡単です。

ただ、いくつかの大事なポイントを知らないとせっかく張った芝生を枯らしてしまうことがあります。

今回の記事では、芝生を張る前に必ず知っておきたいポイント「芝生失敗あるある」をご紹介します!

芝生を張るからには失敗したくないですよね。
ぜひ元気な芝生を楽しむために最後までご覧ください。

目次

  1. 芝生で失敗するパターンは決まっている
  2. 失敗するポイント1:日当たり
    1. 日陰では、失敗する
  3. 失敗するポイント2:植え付け場所
    1. メンテナンスしづらい場所
    2. 障害物が多い
    3. 植木鉢を置く
    4. 駐車場
  4. 失敗するポイント3:管理
    1. 除草剤
    2. 肥料
    3. 目土
    4. 軸刈り
  5. まとめ

失敗するポイント1:日当たり

日陰では、失敗する

失敗する芝生:日陰では失敗する

芝生は太陽が好きな植物です。
最低3時間以上日光があたることが望ましいでしょう。

日当たりが悪いと、光を求めて上に伸び、横に伸びる力が弱ります。
密度が低くなると雑草が生えやすくなったり、見た目の美しさも半減してしまいます。

木の根元など、常時日の当たらない場所は耐陰性のある別の植物を植えるほうがおすすめ。
まずは太陽がきちんと当たる場所であることを確認して植え付けましょう。

失敗するポイント2:植え付け場所

メンテナンスしづらい場所

失敗する芝生:メンテナンスしづらい

芝生は、植えっぱなしにはできない植物です。
とくに芝刈りは芽の数を増やし、密な芝を作るために必要な作業です。
そのため、お世話が面倒にならない場所に植えるのが鉄則です。

例えば、
・芝刈り機の入りにくい細い通路
・水やりホースが届かない場所
などに芝生を張るのはやめておきましょう。

芝刈り機で刈れない場所は手作業でのメンテナンスとなります。
またホースの届きにくい場所も、水やりがおろそかになる可能性があります。

芝生は簡単に管理できる場所のみに張ることが大事です。

障害物が多い

失敗する芝生:障害物が多い

芝生の庭は、障害物が多いと芝刈りがしづらくなります。
掃除機を掛けるとき、物の多い部屋より何もない部屋のほうが楽なのと同じです。

芝生の中に歩く道を作りたいときは、レンガや敷石など、平らな素材でなるべく凹凸なく作りましょう。

飛び石を配置したり木の根元まで芝生にしてしまうと、芝刈りの手間が増えて後悔するかもしれません。

植木鉢を置く

失敗する芝生:植木鉢を置く

芝生の上に物を置くと枯れてしまいます。
よくある失敗は植木鉢。
くっきりその部分だけ剥げたようになってしまいます。
完全に枯れてしまうと回復にも時間がかかるので、植木鉢などは芝生の上に置かないでくださいね。

駐車場

失敗する芝生:駐車場

駐車場は芝生にするべきではありません。
人の踏圧に耐えることはできる芝生も、車の重さが長時間かかかると枯れてしまいます。

またコンクリートとコンクリートの隙間(目地)を芝生にした場合、見た目が良いのははじめだけかもしれません・・。
芝生は横に伸びる性質が強く、成長期にはコンクリートの上に茎が伸びてきて根切りの処理が必要になります。

もし目地に植物を使うのならば、玉竜などの生長の緩やかな植物が良いでしょう。

失敗するポイント3:管理

除草剤

失敗する芝生:除草剤

芝生の雑草対策に、除草剤を使うことはできます。

ただし普通の除草剤では芝生も一緒に枯れてしまいます。
除草剤を選ぶときは必ず「芝生専用」にしましょう。

除草剤によっては芝生の種類が決まっているものもありますので、よくラベルを確認してくださいね。
気温の高すぎる日の除草剤散布は、芝生を傷めるので避けましょう。

肥料

芝生の肥料で失敗しやすいのは「与えすぎ」です。
肥料は与えれば与えるだけ青くなるわけではありません。

肥料のまきすぎにより雑草が増えることもあります。
適した時期に、適量を守って散布しましょう。
とくに昼も夜も気温が高い時期は、根を傷める原因になるので控えます。

また芝生が部分的に枯れていると肥料をあげたくなりますが、さらにダメージを与えることもあります。
そのような場合は肥料ではなく、目土をかけて芝刈りを定期的にすることで回復を促しましょう。

春先に一度適量を施肥すれば、ひと夏きれいな緑を維持することはできますよ。

目土

凹凸部分を修正したり、枯れた部分の発芽を促進するために目土は効果的です。

ただかけすぎると、生長が逆に止まってしまうので目土の量に注意。
芝生のすき間に入る細かい目土(砂でも良いです)を、芝生の葉が見える程度に薄くかける程度で十分です。
凹凸を直すために厚みが必要であれば、回数を分けてあげるとばっちりです。

軸刈り

失敗する芝生:軸刈り

芝刈りの間隔があきすぎて長く伸びすぎたとき、一気に短くしたくなりますよね。

しかし伸びすぎた芝生を目一杯低く刈ると、芝生は茎だけの状態となってしまい一面茶色の残念な見栄えに。
これを軸刈りと言います。

芝生は葉の部分がなくなると生長スピードが落ちてしまい、回復するまでに時間を要します。
伸びすぎた場合は一気に低く刈り込まず、葉の部分を残して高めに刈り、1週間程度様子をみてもう一度刈ることがおすすめ。

ただ軸刈りをして枯れたように見えても根は生きています。
大抵は自然に回復しますので諦めないでくださいね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

芝生を失敗しないためのポイントは
・日当たりの良い、管理しやすい場所に植える
・極力物をおかず、シンプルな状態が理想
・除草剤を使うなら芝生専用を
・肥料、目土はやりすぎに注意
・伸び過ぎたときは緑を残して高めに刈る
でした。

ぜひこのルールをおさえつつ、芝生の庭造りにチャレンジしてみてくださいね!

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この記事のライター

篠原 一葉(Kazuha Shinohara)

関西に住む、40代のワーキングママ&週末ガーデナーです。
家事・子育て・仕事・・と、やることいっぱい。
それでも素敵なお庭に憧れて、庭づくりをはじめました。
ズボラな私と相性のよい植物たちで、今は『頑張りすぎない小綺麗なお庭』がテーマ。
手間暇掛けたお庭づくりはセカンドライフにとっておいて、今はできることを少しづつ。
「忙しいけど、緑が欲しい!」そんな思いが叶えられるガーデニングをご提案します。

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