庭木剪定をプロに依頼・リアルな料金までご紹介します!
庭師さんによる庭木剪定の内容と気になる料金
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家の庭に庭木を植えると美しい景観を楽しむことができますが、剪定という作業は必ず伴ってきます。
家作りをキッカケに庭木を植栽された方の中には、特に高木の剪定に関する不安や悩みをかかえる方が多いのではないでしょうか。
自分達で行わない場合、どこに依頼するのか、剪定料金の相場など分からないことだらけですよね。
そこで今回は、筆者宅の庭木剪定を庭師さんに依頼した体験談とリアルな剪定料金についてお伝えします。
この記事は、お忙しい方のために目次の見出しを追うだけでも内容を理解できるようにしています。
詳しく知りたい方は、このまま読み進めていただくか気になる小見出しをクリックしてみてください。
目次
庭木剪定の業者選びのポイント

庭木剪定の業者さんを選ぶ際には、経験値や信頼性などを重視することが大切です。
手軽な方法として、ネットで検索してウェブサイトの情報や口コミ、評判などの情報を参考に複数の業者さんをピックアップしましょう。
実際の剪定までには時間を要すかもしれませんが、初めから1社に絞らず複数の業者さんで比較することも大切です。
その際に、事前相談にくわえ必ず見積もりの依頼を行い明確な料金を確認することで、トラブルなどを避けることができます。
他には、建てた工務店さんやハウスメーカーさんと提携している業者さんであれば、安心感もありますよね。

また、少し勇気はいりますが、お住まい周辺のお庭をキレイに管理されているお宅の方にお尋ねしてみるというのもオススメですよ。
お庭をキレイにお手入れされている方は、それなりに情報を持っていらっしゃいますしネット上では得られないリアルな声が聞けます。
そして、もしその方からの紹介となれば業者さんも真摯に対応して下さる可能性が高いからです。
庭木剪定をプロに依頼するメリット

庭木剪定をプロに依頼することで、専門知識と経験豊富なスキルを持ったプロが作業を行ってくれます。
庭木の種類に応じて、正確な剪定のタイミングや適切な剪定方法を選択してくれるでしょう。
それによって、庭木の健康状態がキープされ美しさを最大限に引き出すことに繋がるのです。
また、プロの方達は周辺環境にも配慮しながら安全対策を講じて下さるので、事故や損傷のリスクを最小限に抑えることができます。

さらに、自分達では行えない高木の剪定をプロに依頼することで、自分達の時間や労力を節約することができますよね。
高木はプロに任せて、自分自身でできる中低木や植物管理に集中することができるのです。
庭師さんによる庭木剪定体験談

わが家には、シンボルツリーである7mのカツラの木を筆頭にシマトネリコ3本、カシ、モッコク、桜という高木があります。
植栽した当初は自分達で管理できそうな高さでしたが、気が付けばグングン高くなっていたという感じでした。

庭木剪定をふくめ庭木管理についての考え方は人それぞれです。
<わが家の庭木管理のポイント>
①家とのバランスを考えた植栽の形を大切にしたい
②庭木としての役割をもたせながら長くお付き合いしていきたい
③素人が知識なしで剪定するのはリスクがあるので、プロの方に入って頂き技術を学ぶ
このような考え方で、庭木剪定のプロにお任せすることにしました。
お願いしたのは、わが家の工務店さんに所属されている庭師さん。
わが家の工務店さんは、家だけでなく外構まで含めたプランをされ植栽にも役割を持たせています。
その考え方を理解されている庭師さんなので、迷わずご相談させていただきました。

まず、実際の剪定作業に入る前に、自宅に来ていただき打ち合わせを行いました。
現状の植栽の高さやボリュームの確認です。
また、どの庭木をどの程度剪定したいのかという要望をお伝えしたうえで、庭師さんからもアドバイスをうけました。
素人だと、どうしても「庭木」にしか視点がいきませんが、家とのバランスを考えていただいたり、目隠しになっている庭木であれば様子をみながら少しづつ剪定して行く作業にしていくなど、やはりプロならではの視点はお話ししていて勉強になりました。

今回の庭木剪定は5月。
落葉樹の剪定時期ではありません。
カシ、シマトネリコ、モッコクなどの常緑樹を中心に行いました。

わが家の剪定前のカシの木です。
上部がモサモサと大きく茂りアンバランスな形になっています。
タープの上を覆い濃い影を作ってくれるので良いのですが、枝が重なり合って虫や鳥の居心地の良いスペースになっていました。
そこで、今回はカシの木の高さを低くしつつ本来の美しい形に整える作業を行って頂きました。
枝の整枝をしながら枝葉のボリュームを落としていく作業です。
筆者は九州在住で台風の上陸が多い地域に住んでいます。
台風の時期に、強風をそのまま受けるのではなく隙間をつくることで風を流し倒木のリスクを抑えることにも繋がるのです。

カシの木の剪定後の画像です。
1時間弱で、カシの木本来の美しい形になりました。
これまで影を作っていた枝はなくなりましたが、タープなどで代用できるので問題ありません。
風が抜ける隙間が出来たことで害虫発生の予防にもなり、夏にむけて美しい緑色の葉を楽しむことができそうです。

次に、カシの木のななめ横にあるシマトネリコについてです。
剪定前まではワサワサとしたカシの木に押され気味で、一部が陰になり日に当たらない所もありました。
枯れ枝が多かったので全て落としていただきました。
剪定後の画像を見ていただくと分かるのですが、奥のカシの木がスッキリしたことでシマトネリコにも日が当たるようになりました。
新芽が出て美しい緑の葉がでてきたら、風になびくシマトネリコを楽しみたいと思います。
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わが家のモッコクは、自宅の北側に植栽しています。
2階の窓の目の前に植栽することで、外からの視線をシャットアウトする役割があります。
しかし、ハマキ虫が発生するようになり見た目的にも良くないので、ワサワサして風通しが悪くなってきた時に剪定をお願いしています。
画像は剪定後のモッコクですが、ボリュームが落ちた割には良い感じで目隠しも出来ており見た目的にもスッキリしました。
カシの木、シマトネリコ、モッコクと剪定して頂きましたが、植栽した意図や周囲との調和も考えながら作業をして頂きました。

さらに、わが家は庭木剪定の際に庭師さんから情報収集も行います。
業者さんや庭師さんによっても対応が違うと思うのですが、わが家は庭師さんが剪定される際に、作業の邪魔にならない程度で剪定のコツをお聞きしています。
丁寧にアドバイスしてくださるので、庭師さんが高木の剪定をされる時に自分達は中低木の剪定をあえて行い、迷ったらタイミングを見てアドバイスを頂くのです。
ネットで検索する手間もなく直ぐに答えが返ってくる環境は、かなり有益な時間ですよ。

また、日頃からどれだけ庭木に意識を向けているかも大切でしょう。
庭木に意識を向けることで、成長や小さな変化に気が付きやすくなります。
そこにお手入れを加え反応があることで、植物の成長を見守る喜びや自分の手で美しい庭を作り上げる達成感を得ることができます。
剪定作業も丁寧になり、それが庭木の美しい成長にも繋がっていくのです。
庭木剪定の料金について

剪定料金は、庭木の種類やサイズ、剪定の難易度、業者さんによっても基準が異なります。
また、忘れがちなのが剪定後に出た枝葉の処分費用です。
剪定料金の見積もりを出す際に処分費まで入っているのか、入ってなければ処分可能なのか、費用の目安などを尋ねてみるのが良いでしょう。

わが家の場合、剪定料金は高さとボリュームで計算されていました。
6.0mのカシの木7500円、3.5mのシマトネリコ4500円、4.0mのモッコク6000円。
剪定枝葉処分費用としては、2トントラック半分の量で1万円。
トータルで、28000円でした。

ここで少し気になるのが、庭木剪定をプロに依頼する頻度ではないでしょうか。
わが家は、植栽して3年過ぎたあたりから「剪定」の文字が頭をよぎるようになりました。
新築でバタバタしている間に庭木が育ち、ふと気が付くと大きくなって電線にかかり始めていたからです。
庭木の成長具合にもよりますが、現在は高木のみを2~3年おきに庭師さんに剪定依頼しています。
当初は、中低木も含めて毎年おこなう時期もありました。
その際に「将来、中低木は自分達で剪定をする」という目標を立て、中低木の剪定をプロから習う学習期間として割り切っていました。
自分達で剪定すると失敗もありますが、余程のことをしない限り枯れる心配もないので楽しくチャレンジしています。
庭師さんとのコミュニケーションもうまく出来ているので、何かあった時には相談できる人がいるという安心感があるのも良いかもしれません。
庭木剪定体験まとめ

家を建てた際に植えた庭木。
専門知識と技術を持ったプロの方にお任せすることで、わが家は美しい庭木を実現することができています。
そして、任せっぱなしではなく、剪定作業のさいに自分達も何かしら関わりを持たせてもらうことで、庭木に対する思いや知識がつき剪定という作業を楽しめるようになりました。
この記事を参考にされて、ぜひ、みなさんもプロによる剪定作業を取り入れてみましょう。
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この記事のライター
九州在住のガーデニングライター
家作りをきっかけに庭管理を始めて12年。
関わってきた時間の分だけ、
植物の声が聞こえるようになりました。
子育てと似ていて上手くいかなかったり癒されたり!
難しく考えないで、
気になった植物に寄り添ってみてくださいね☆彡