【雑木のお庭】雑木のお庭とは？雑木のお庭に欠かせないおすすめの木　３つ＋α｜素敵な雑木のお庭のつくり方

雑木のお庭とは？

雑木のお庭とは、

「木漏れ日さしこむ、山の自然を感じられるお庭」

とグリーンロケットは考えます。

そもそも雑木とは、広義に「日本に自生する広葉樹」を意味しますので、在来の樹木の庭木を植えるだけでも雑木の庭と呼ぶことができます。

しかし、グリーンロケットがこだわる「里山の自然を感じられる」という点で、さらに雑木林にみられる、下枝の高い木漏れ日を中に取り込む「雑木樹形」が、雑木の庭に欠かせない要素だと考えています。

その雑木樹形の木が加わることで、お庭に雑木林、里山の雰囲気が増していきます。

雑木を庭に取り入れるときの注意点

里山の自然の風景を求めて、雑木林をヒントに木を選んでいくことはとても大切なことです。

しかし、雑木林の木はもともと生育が旺盛なものも少なくありません。

雑木林の木をそのまま再現して、庭が森になってしまわないように、あくまで管理ができる庭木という視点を忘れないようにするのが大切です。

雑木の庭に欠かせない木　３つ＋α

雑木の庭に欠かせない木①：アオダモ

雑木の庭に欠かせない存在のアオダモ。
華美な花などはなく、そのしなやかな木の立ち姿と涼し気な葉で不動の人気を誇っています。

山採りもののアオダモは、下枝がなくしなやかにすらっとした樹形が特徴です。
近年、アオダモ山採りものが減ってきており入手が困難になりつつありますが、生産農家の努力により、雑木樹形にちかいものも増えてくるようになりました。

雑木の庭に欠かせない木②：アオハダ

すらっとまっすぐ上に伸びる樹形とさわやかな葉が特徴です。

メスのみ赤い実をつけます。葉は黄色く黄葉し、秋を彩ります。

こちらもアオハダ同様に山採りものの作出が減ってきていますが、畑もので同様の樹形のものも多くあります。

雑木の庭に欠かせない木③：ナツハゼ（中木）

中木ですので、メインツリーには向きませんが
アオダモやアオハダに寄せて植えるとお庭の雰囲気をぐっと良くしてくれます。

花と実、紅葉を楽しめる木で、樹形も山採りならではの味わい深さが人気です。

＋α　要検討：コナラ

コナラは、里山の雰囲気をぐっと引き立ててくれます。

ですがデメリットとして、コナラはアオダモやアオハダよりももう一段階大きく成長します。

庭に植える木の大切な要素として、見た目の良さはもちろん、管理のしやすさという観点からすると、グリーンロケットとしては、大きく育ちやすいコナラを要検討としたいと思います。

もちろん気が大きく育っても問題ない環境や、何年かに一度管理を視野に入れての植えつけであれば問題ありません。

本音としてはぜひ上手に管理していただきながら、コナラの魅力を感じていただきたいところです。

雑木の庭で合わせて使いたい木　6選

雑木の庭に欠かせない、アオダモ、アオハダ、ナツハゼと合わせて使いたい植木をご案内します。

というのも、アオダモ、アオハダ、ナツハゼなどの雑木樹形の木を主軸にお庭を構成していくと、少し和風に雰囲気が偏っていきます。

そこに花の美しい庭木などを上手に取り入れることで、華やかな洋風のテイストを加えることができます。

庭木を合わせて植える際には、下枝を少し切り落とすなど、雑木樹形のテイストに合わせた調整も良いでしょう。

雑木の庭で合わせて使いたい庭木①：ソヨゴ

雑木の庭の木は落葉樹が中心になりやすく、冬は少し寂しくなります。

ソヨゴは、日本に自生する木で、雑木の庭の木ともとても相性が良いです。
上手に取り入れることで、目隠しや冬場の賑やかしとして活躍してくれます。

ソヨゴに関しては、目隠しの用途もあるので下枝を上げていくのは様子を見ながらの方が良いでしょう。

雑木の庭で合わせて使いたい庭木②：コハウチワカエデ

かつては、山採りもので雑木樹形のコハウチワカエデも多くありました。

しかし一時の爆発的人気から、現在はほとんど採れなくなり、畑で作られたものが中心です。

そのため雑木樹形のものは少ないですが、ともに同じ山で自生することの多かった雑木の庭の木と相性が良く、合わせて使いたい樹種といえます。

秋には赤オレンジ色の紅葉で目を楽しませてくれます。