【注意!】知らずにお庭に植えると【絶対】失敗するハーブ 3選
育てるのに注意が必要なハーブを知っておこう!

おしゃれなイメージで、料理や精油など活用の幅も広いハーブは、お庭にも人気のグリーンです。
ハーブの大半は育てやすいものばかりですが、中には、知らずに植えると思わぬ失敗を招いてしてしまうものもあります。
でも、きちんと注意点を守れば大丈夫!
今回は、知らずに植えると失敗するハーブと、その上手な管理方法をご紹介します。
目次
育てるのに注意が必要なハーブ① ミント
ミントの特徴

ミントは非常に丈夫な性質の為、誰でも簡単に育てることができるハーブです。フレッシュなミントは、生きいきとした黄緑色の葉が可愛らしいだけでなく、虫よけ効果や、ハーブティーや入浴剤など、生活に取り入れられる便利な活用方法がたくさんあり、人気のハーブです。
注意点
ミントは繁殖力が強く、ランナーと呼ばれる地下の茎を使って庭を覆い尽くしてしまうことも珍しくありません。敷地を超えて広がったり、一緒に植えている植物を駆逐してしまったりすることがあります。さらに、一度増えてしまったミントは、根が強いので抜くのがとても大変です。また、ミントの香りが強くなりすぎて悪臭化してしまったり、近隣の迷惑になってしまったりすることも。そのため、雑草抑制のグランドカバーには向いていますが、植え付け場所に注意が必要です。
対処方法

他に共存させたい植物がある場合や一定の範囲内に収めたい場合などには、地植えは避け鉢植えで管理するのがおすすめです。もし地植えしたい場合は、鉢植えのまま土の中に植えたり、プラスチックの仕切りを土の中に設置したりするなどの対策で、広がりを抑えることができます。また、ミントは地下茎だけでなくこぼれ種でも繁殖するため、花が咲く前につぼみを摘み取り、種が出来るのを防ぐようするのがおすすめです。
我が家でも実際にレンガで囲った範囲にミントを植えたのですが、レンガを越えてどんどん育ってしまったことがありました。それ以降、定期的に必要な部分だけ残して、あとは根ごと引き抜くようにしています。
育てるのに注意が必要なハーブ② ローズマリー
ローズマリーの特徴

ローズマリーは一年中緑の葉が楽しめ、開花時期も長いのが嬉しい特徴です。香りの良い葉は、料理にも幅広く活用できますよ。また、他の花や植物とも合わせやすいので、通年でお庭をおしゃれに彩ってくれる強い味方になります。
注意点
ローズマリーは、地面を這うように成長する匍匐性と、垂直に育つ立性、その中間の半匍匐性の3種類に分けられ、草ではなく低木としての性質を持っています。いずれの種類も好き勝手な方向にどんどん枝分かれして成長していくので、放っておくと大きくなりすぎてしまいます。特に、立性の物だと2メートル程にまで成長することも。緑の葉のように見えていた部分が古くなると、茶色く太い木のように変質してしまします(木質化)。
対処方法
そこで、ローズマリーを綺麗に育てるのに欠かせない作業が剪定です。
剪定方法は、枝先から10~15センチ程度の所を、分かれ目のすぐそばで切っていきます。枝先だけを切るとそこから新しく枝分かれして逆に増えていってしまうので、必ず枝先から10~15センチ程度の所から切ります。
時期は6月頃が良いでしょう。暑くなってからの剪定は、回復できずに枯れてしまうこともあります。また、株のボリュームを抑える場合は、根元から切って本数を減らすのも有効です。樹形が整い、さらに風通しがよくなるので、葉の状態を健康的に保ったり、次の花を咲かせやすくしたりする効果もあります。
ローズマリーが少し大きくなったなと思ったら、剪定をして形を整えてあげてください。
育てるのに注意が必要なハーブ③ アメジストセージ
アメジストセージの特徴

アメジストセージの魅力は、何と言ってもその美しさでしょう。アメジストの名がついた鮮やかな紫色の花は、存在感がありそれだけでお庭が華やかな印象になります。暑さや寒さにも比較的強く、初心者でも気軽に育てることができるのも嬉しいポイントです。
注意点

アメジストセージは多年草で、一度植えると株がぐんぐん大きくなっていきます。育成旺盛で成長スピードが非常に早く、150センチ程の高さにまで大きくなります。また、花が付くと頭が重くなり、横に倒れるように広がって場所をとるようになってきます。その為、地植えにするときは十分にスペースが確保できる場所へ、鉢植えで管理する場合には一定期間での植え替えが必要となります。あまり大きく成長し過ぎてしまうと手が付けられなくなり、鉢が倒れたり、地植えでも雨風で折れやすくなったりと管理が大変になってしまいます。
対処方法
アメジストセージは、花を切りそろえる摘芯という方法で、育成を調整し、程良い大きさで管理できるようになります。摘心の方法は、6~7月ころに先端の芽先を摘み取るように行います。摘芯するとことで、新たに咲く花がより見事に、ボリュームよくなりますよ。また、横に倒れるのを防ぐためには、大きく成長し過ぎる前に支柱を立てて支えるのも一つの方法です。大きさを抑制しつつ、毎年美しい花を楽しむためにも、摘芯は忘れず行いましょう。
まとめ
いかがでしたか?今回ご紹介した3つのハーブは、事前に、成長した後のシミュレーションをしてから植え付け場所を決めた方が良さそうですね。しっかりとした場所管理と剪定を行えば、あとはそれほど難しい手入れは必要ないので、初心者でも立派に育てることが出来るのがハーブの魅力です。是非、参考にして、
ハーブのある生活を楽しんでみてくださいね。