花壇に植えたいオシャレな宿根草おすすめ5選
オシャレな宿根草をむかえて花壇をワンランクアップさせましょう

宿根草を使った花壇は、一年中楽しめるオシャレな景観を作り出すことができます。
宿根草にはオシャレな花が多く特徴的な葉の形や色などが充実しているからです。
さらに、新芽から枯れていく姿まで季節に応じて変化する様子を眺めることができるので、一年中私達の目を楽しませてくれます。
そんな宿根草の中でも、今回は流通量が多く園芸店などで出会いやすいオシャレな宿根草のご紹介をいたします。
季節ごとに花壇をオシャレに彩ってくれる宿根草を取り入れてガーデニングを楽しみましょう。
この記事は、お忙しい方のために目次の見出しを追うだけでも内容を理解できるようにしています。
詳しく知りたい方は、このまま読み進めていただくか気になる小見出しをクリックしてみてください。
目次
花壇に植えたいオシャレな宿根草①アジサイ

アジサイは花壇に植えると魅力的な雰囲気を演出してくれるオシャレな宿根草です。
特徴的な大きな花房と美しい色合いが花壇を華やかに彩ってくれるので、花壇に植えたいオシャレな宿根草の定番にもなっています。
また、アジサイは品種改良の技術が目覚ましく、色の展開や花の形などのバリエーションが年々豊富になり選ぶ楽しさがさらに増している宿根草です。

アジサイの一番の楽しみは、初夏から夏にかけての花の時期です。
アジサイの花房は咲き始めから徐々に色が変化していくので、その色の変化の様子を楽しむことが出来ます。
アジサイの花の色はピンク、青、紫、白などの色のバリエーションがあり、その美しい色合いやグラデーションが特徴的です。
アジサイによっては、咲き始めと咲き終わりで全く違う色に変化する品種もあるので、そのような品種を選ぶと時期によって花壇の印象を大きく変えることも出来るでしょう。

アジサイを植える際に注意する点があります。
アジサイは酸性土壌を好む宿根草です。
植えつけをする際には腐葉土や酸性肥料を加えて酸性土壌にしましょう。
また、アジサイは日陰から半日陰のエリアを好みます。
直射日光が当たる場所では葉焼けや花の色あせが起こることがあり、アジサイ本来の美しさが観賞できなくなるかもしれません。
できるだけ湿気の多いエリアに植えると、アジサイは元気に成長し美しい花を咲かせてくれますよ。

花壇で美しく咲くアジサイは、花が咲き終わった後も花房の形や色が変化し秋以降は美しいドライフラワーのような風合いを楽しむことができます。
枯れゆく姿も美しい。
これが、一年を通じて庭の花壇を彩ってくれるアジサイの魅力の一つです。
花壇に植えたいオシャレな宿根草②デルフィニウム

デルフィニウムは、背が高く直立性の強い茎に密集した美しい花穂が咲くオシャレな宿根草です。
その美しい花穂は、紫や青、白、ピンク系の鮮やかな色合いが魅力であり、花壇に植えると一気に華やかさを演出してくれます。
デルフィニウムの花期は長く初夏から夏にかけて咲き続けますので、花を長期間にわたって楽しむこともできますよ。

デルフィニウムの高さを生かして、花壇やボーダーガーデンの背景に植えると縦のラインが強調されて一層オシャレな雰囲気を演出してくれます。
お庭の花壇で縦のラインを作ってくれる宿根草は少ないので、デルフィニウムを取り入れることで花壇にリズムができることでしょう。
また、デルフィニウムは日本の四季に馴染みやすいので、ほとんどの地域で栽培が可能となっています。

デルフィニウムは比較的育てやすい宿根草であり、日当たりと風通しの良いエリアを好みます。
湿度が高い方が好きなので、一日中日当たりが良いエリアというよりは少し日陰になる時間もあるエリアの方がベストでしょう。
植えた後は適度な水やりと肥料管理を行い、花後に枯れた部分を切り戻すと次の花芽が出てきて新たな美しいお花を楽しめます。
デルフィニウムの特徴的な美しい花と高さを利用して、周辺の植物との組み合わせを想像しつつ自分好みの花壇を楽しんでくださいね。
花壇に植えたいオシャレな宿根草③チョコレートコスモス

チョコレートコスモスは、暗紅褐色の花とチョコレートの香りがするという個性的な宿根草です。
ここ数年のブラックプランツブームの流れもあり、チョコレートコスモスはオシャレなブラックプランツの代表的な宿根草として花壇に取りいれる方が増えています。
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チョコレートコスモスの花は暗紅褐色から紫褐色の花びらをしており、日光のあたり方によっては、まさにブラックチョコレートのような色合いが特徴的です。
これまでにはないチョコレートコスモスの特徴的な色合いは他の植物にはないオリジナリティがあるので、花壇に植えるとフォーカスポイントにもなります。
同時に、周辺の植物との色の対比も美しく、これまでの花壇とは一味違ったオシャレな雰囲気を作り出してくれる効果もあるのです。
チョコレートコスモスの花は直径約5cmほどの小ぶりなサイズなので、花壇で大きく主張する訳ではありませんが存在感は抜群ですよ。
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また、チョコレートコスモスはチョコレートのような甘い香りがありますが、花壇を包み込むような芳香性がある訳ではなく鼻を近づけて香りを感じる程度になります。
ただ、遠くからチョコレートコスモスを眺めているだけでも、その姿からチョコレートの香りを感じてしまいそうな不思議な雰囲気がありますよ。

チョコレートコスモスの花期は長く、夏から秋にかけて咲き続けるのが特徴です。
また、一房に複数の花が咲くので花の形もボリューム感があり花壇を華やかに演出してくれます。
チョコレートコスモスは育てやすい宿根草であり、日当たりと排水の良い土壌を選べば生き生きと育ってくれるでしょう。
色の対比が遊べるように、白壁の前の花壇や周辺に淡い色の葉が多いエリアに植えるとチョコレートコスモスの良さが最大に発揮されるかもしれません。
花壇に植えたいオシャレな宿根草④ニューサイラン

ニューサイランは、シャープな葉の美しさが魅力的な宿根草です。
株元からスラッとしたシャープな長い葉を扇状につけ、ピンと立ち上がった細長い葉がとても美しく鑑賞用として花壇に取りいれる方もいらっしゃいます。
大きさは60~300cmと様々です。
大きなサイズを植えてフォーカスポイントとして楽しまれる方や小ぶりなものを数か所に植えられる方など、活用方法はお庭の花壇の状況やお好みに合わせて選ぶことができますよ。

ニューサイランは庭園などで観賞用に植えられたりするだけではなく、葉を折り曲げたり裂いたりすることで生け花やフラワーアレンジメントなどに利用することも多く、多様性に富んだ宿根草になります。
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さらに、ニューサイランはとても品種が多い宿根草です。
品種によって様々な色があり、緑色以外にも青色や赤色、クリーム色とバリエーションに富んでいます。
みなさんのお庭の花壇に取りいれる際も、他の植物との色の対比を楽しんでみると良いでしょう。

ニューサイランは日当たりと水はけのよい花壇で育てるのがオススメです。
日陰でも悪くはありませんが、日当たりの良いエリアで育てると葉が堅くまっすぐに伸びます。
ニューサイランのシャープさを際立たせるためにも、出来るだけ日当たりの良い場所がオススメです。
また、ニューサイランは夏の乾燥と冬の寒風が苦手です。
暖地では戸外で冬越しできますが、それ以外の地域ではマルチングをして防寒したり鉢上げして室内に取り込んだりすることをオススメいたします。
特に、葉色がカラフルな品種は耐寒性が弱いので注意しましょう。
単調になりがちな花壇にニューサイランを取り入れることで、周りの植物との調和をとりながら存在感を放ってくれますよ。
花壇に植えたいオシャレな宿根草⑤ヒューケラ

ヒューケラは、バリエーション豊かな色彩が魅力の宿根草になります。
ヒューケラのカラー展開は購入する際に迷ってしまうほどで、緑や黄色、赤、赤紫、ブラックなど様々です。
例えば、緑色ひとつとっても薄い緑や濃い緑、黄緑、蛍光色に近い黄緑、くすんだ緑など多彩なカラーが揃っています。

さらに、葉脈が目立つものや斑入りのもの、葉の縁がフリル状などと葉の形まで含めるとかなりのバリエーションです。
そのため、お庭の花壇が寂しいと感じた時に簡単に取り入れやすいのがヒューケラのメリットでもあります。

ヒューケラは常緑性となっていますが、環境によっては冬に一度葉を落とすこともあります。
環境さえ合えば年間を通して葉の色や模様を楽しめますよ。
ヒューケラは幅広いエリアで育てることができる宿根草で、日向だけでなく日陰でも元気に育ってくれます。
日陰の花壇や少し寂しいエリアにもピッタリで、日陰だからこそ明るめのカラーなどを取りいれると落ち着いた素敵な空間に変身させることができるでしょう。

ヒューケラの別の楽しみとして5〜7月のお花があります。
品種にもよりますがヒューケラは開花期間が長いのが魅力です。
カラーは、赤やピンク、白、緑などがあり壺や鐘状の形をしています。
実は、花びらのように見える部分(写真の赤い部分)は萼片(がくへん)と呼ばれる葉が変化したもので、萼片の真ん中にある黄色い部分が花になります。
また、萼片や花の色は品種によって異なりますので、みなさんのお好みに合うカラーの品種を探してみるのも良いでしょう。
オシャレな宿根草で今春こそ華やかな花壇へ!

今回ご紹介した5つの宿根草は、初心者の方でも育てやすく手に入れやすいオシャレな宿根草ばかりです。
みなさんのお庭の花壇に取り入れることで、華やかな花壇を眺めながらメンテナンスもストレスなく行うことができるでしょう。
ぜひ、お近くの園芸店で見つけてあげて下さいね。
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この記事のライター
九州在住のガーデニングライター
家作りをきっかけに庭管理を始めて12年。
関わってきた時間の分だけ、
植物の声が聞こえるようになりました。
子育てと似ていて上手くいかなかったり癒されたり!
難しく考えないで、
気になった植物に寄り添ってみてくださいね☆彡