四季咲きのシンボルツリー~落葉四季咲きヤマボウシの種類~

年に2回花を咲かせる落葉ヤマボウシをご紹介!

落葉四季咲きヤマボウシ

こんにちは。
グリーンロケットです。

みなさんは四季咲きという言葉をご存じでしょうか?
四季咲きとは、年に2回花を咲かせる植物の事を言います。また、二季咲きと言われたりもします。

四季咲きの大半の花は、春咲いて秋にも咲くというのが一般的。春に咲かせたきれいな花をまた秋にも楽しめるのってとても魅力的ですよね。

ですが、この四季咲きの植物はそれほど多くありません。

そこで今回は、今人気の高いヤマボウシの中から、四季咲き、かつ落葉に種類を絞ってご紹介していきたいと思います。

お庭のシンボルツリーにもピッタリの樹種ばかりです。

それではまいりましょう!

目次

  1. 年に2回花を咲かせる落葉ヤマボウシをご紹介!
  2. 落葉四季咲きヤマボウシ①:アトラスピンクガク
  3. 落葉四季咲きヤマボウシ②:アップライトピンクガク
  4. 落葉四季咲きヤマボウシ③:ブルーミングホワイトテトラ
  5. 落葉四季咲きヤマボウシ④:ブルーミングピンクテトラ
  6. 落葉四季咲きヤマボウシ⑤:ブルーミングメリーテトラ
  7. 番外編:常緑の四季咲きヤマボウシ
  8. まとめ

落葉四季咲きヤマボウシ①:アトラスピンクガク

落葉四季咲きヤマボウシ:アトラスピンクガク 春の花

「アトラスピンクガク」は、春と秋で違う色の花を咲かせるという特徴があるヤマボウシです。

春には上の画像のようにピンク色の花を、秋には下の画像のように白色の花を咲かせる珍しい木。1本の木で紅白の花を楽しめるのは嬉しいポイントですよね。

落葉四季咲きヤマボウシ:アトラスピンクガク 秋の花

また、アトラスピンクガクは、ヤマボウシの中でも徒長枝が出にくいという特徴もあります。
徒長枝が出にくいので、他のヤマボウシと比べて樹形がまとまりやすく、お庭に植えた時の収まりが非常に良いのがメリット。

成長も比較的穏やかなので、「シンボルツリーは植えたいけどあまり大きくなったら困る」という方には非常におすすめの木となっています。

常緑ヤマボウシと交雑された落葉ヤマボウシのため、晩秋の紅葉が深い赤で美しいのもポイントです。

落葉四季咲きヤマボウシ②:アップライトピンクガク

落葉四季咲きヤマボウシ:アップライトピンクガク 春の花

落葉でピンク色の花を2回咲かせる「アップライトピンクガク」。

人気の常緑ヤマボウシ「アップライトガク」と名前が似ていますが、こちらは別のものとなっております。

春は上の画像のように鮮やかなピンク色、秋は下の画像のようにおしゃれな淡いアンティークピンクのような色合いの花を楽しむことができます。

落葉四季咲きヤマボウシ:アップライトピンクガク秋の花

アップライトという名前の通り、枝が上に立ち上がる「直立性」という性質があるため、スタイリッシュな樹形になるのも大きな特徴。

横枝もあまり伸びないので、隣のお家や道路に近いなど、木の幅が出てほしくない場所に植えるシンボルツリーとしてとてもおすすめです。

こちらも常緑の血が混ざった落葉ヤマボウシなので、晩秋の紅葉がきれいですよ。

落葉四季咲きヤマボウシ③:ブルーミングホワイトテトラ

「ブルーミングホワイトテトラ」は、比較的大輪で存在感のある白い花を春と秋に咲かせる四季咲きのヤマボウシです。

こちらの1番の特徴は、常緑ヤマボウシと交雑されて生まれたため、晩秋の紅葉が極めて美しいこと。

上記の2種類も十分に美しいのですが、ブルーミングホワイトテトラはさらに発色が良いので、よりきれいな紅葉を楽しむことができます。

シンボルツリーとしてお庭にあれば、花だけでなく美しい紅葉まで楽しめてしまいます。

また、夏の葉っぱが涼しげなのもメリット。
きれいで張りのある葉が、夏の強い日差しを遮ってくれますよ。

落葉四季咲きヤマボウシ:ブルーミングホワイトテトラ 紅葉

これがブルーミングホワイトテトラの紅葉の様子です。

他の落葉樹ではなかなか見られない、大変鮮やかで深みのある紅葉です。

落葉四季咲きヤマボウシ④:ブルーミングピンクテトラ

落葉四季咲きヤマボウシ:ブルーミングピンクテトラ 春の花

春に鮮やかなピンク色の花、秋に淡いピンク色の花を咲かせる「ブルーミングピンクテトラ」。

ピンク系といえば先ほど「アップライトピンクガク」が出てきましたが、ブルーミングピンクテトラの方が、

・花のピンク色が濃い
・花が大きい

とのことです。

しっかりとお庭にアクセントになる花なので、シンボルツリーにすると特徴のあるお庭を作ることができるでしょう。

また、こちらも常緑の血が混ざっており、紅葉が美しいのが特徴。
ブルーミングホワイトテトラ並みに発色が良いため、美しい紅葉を楽しめるのがメリットとなっています。

花を春と秋、紅葉を晩秋と、1本の木で1年楽しむことができますよ。

落葉四季咲きヤマボウシ⑤:ブルーミングメリーテトラ

落葉四季咲きヤマボウシ:ブルーミングメリーテトラ 春の花

最後に、「ブルーミングメリーテトラ」をご紹介します。

ブルーミングメリーテトラは他と同じく四季咲きの落葉ヤマボウシなのですが、生産者さんに話を聞くと「植物として異様」とのことでした。

何が異様なのかというと、まず秋に咲く2番花のほうが大きさが大きいということ。
一般的な四季咲きヤマボウシは2番花は1番花と同じくらい、または小さくなるものなのです。
それなのに、ブルーミングメリーテトラは、2番花の方が大きくなります。

また、1番花と2番花で花の形が変わるのも珍しい特徴。
春の花は花びらが細めなのですが、秋の花は大きめのサイズになります。
(最初に見ていただいた画像が1番花。下の画像が2番花です。)

落葉四季咲きヤマボウシ:ブルーミングメリーテトラ 秋の花

だいぶマニアックな感じではありますけども、ヤマボウシの花の形にこだわりのある方、このメリーテトラの特徴が気になってしまった方は試してみる価値はあるかと思います。

ちなみに「メリー」とは、「陽気」という意味です。
そんな楽しさを感じる品種となっていますよ。

番外編:常緑の四季咲きヤマボウシ

ここまで落葉の四季咲きヤマボウシをご紹介してきましたが、「常緑ヤマボウシも気になってるんだよな」とお考えの方もいるかもしれません。

落葉にも良いポイントはあるのですが、常緑樹の場合は一年中目隠しとして活躍しますし、なんと言っても掃除が楽なのがいいですよね。

【2021年最新】常緑ヤマボウシの新しい種類を5つご紹介では、シンボルツリーとして活躍する常緑の四季咲きヤマボウシの中でも、今をときめく新品種をご紹介しております。

ご興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

今回は落葉四季咲きヤマボウシの種類の品種をご紹介しました。

似たような名前のものがたくさんありややこしいのですが、特徴をまとめるとこのような感じです。

・アトラスピンクガク:春にピンク、秋に白花を楽しめて、成長が緩やか
・アップライトピンクガク:春と秋にピンク花を楽しめて、枝が上に伸びるスタイリッシュな樹形
・ブルーミングホワイトテトラ:春と秋に大輪の白い花を楽しめて、紅葉が美しい
・ブルーミングピンクテトラ:春と秋にピンクの花を楽しめて、紅葉が美しい
・ブルーミングメリーテトラ:春と秋で大きさ、形の違う花を咲かせる珍しい品種

どれもそれぞれに特徴のあるものばかり。
シンボルツリーとして植えれば、1年中あなたのお庭を華やかにしてくれることは間違いないでしょう。

この記事が、あなたのシンボルツリー選びのきっかけになれば幸いです。


下記の動画では、今回の記事の内容をさらに詳しく解説しています。実際木の感じは動画で見るととてもわかりやすいですので、よろしければご覧ください。




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