【雑草対策】グランドカバーにピッタリの美しい植物5選

雑草対策にピッタリのグランドカバーをご紹介!

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こんにちは。
グリーンロケットです。

今回はこの季節とっても悩ましい雑草の対策についてご紹介したいと思います。

草取り、特に夏の暑い時期の草取りはできればしたくないですよね。でも、雑草は放っておくとどんどん伸びてしまいます。なので、「いつの間にかお庭が草だらけになってしまうのが悩みの種」という方も多いのではないでしょうか。

お庭が草だらけになってしまうと、見た目が悪くなりますし、何より、毎日忙しいのに早く草取りをしなければいけない、というストレスが溜まりますよね。

そこで今回は、人が休んでいる間に、雑草対策をしてくれるグランドカバーと呼ばれる植物をご紹介したいと思います。

しかし、何もしなくても雑草を抑えてくれてるという、都合のいい話ばかりでありません。何事にもデメリットはあるものです。

ですが、雑草を抜くよりもはるかに少ない労力で、さらにお庭もきれいにしてくれるのであれば、それを利用しない手はないですし、存在を知っておくだけでも価値はあると思います。

そんなメリットの方が上回るグランドカバーの上手な使い方と、取り扱いの注意点も少しお話していきたいと思います。

それでは早速まいりましょう!

目次

  1. 雑草対策にピッタリのグランドカバーをご紹介!
  2. 【植える前に確認】グランドカバーを利用した雑草対策のメリット・デメリット
    1. グランドカバーを利用した雑草対策のメリット
    2. グランドカバーを利用した雑草対策のデメリット
  3. 雑草対策におすすめの植物を5つご紹介
    1. 雑草対策におすすめの植物①:ヒメイワダレソウ
    2. 雑草対策におすすめの植物②:リシマキアヌンムラリアオーレア
    3. 雑草対策におすすめの植物③:ディコンドラシルバー
    4. 雑草対策におすすめの植物④:プラティア
    5. 雑草対策におすすめの植物⑤:クローバー
  4. まとめ

【植える前に確認】グランドカバーを利用した雑草対策のメリット・デメリット

グランドカバーを使った雑草防除には、たくさんのメリットと少しのデメリットがあります。

グランドカバーを購入して植える前に、メリットとデメリットを比較して、グランドカバーが自分に合っているかを確かめてくださいね。

グランドカバーを利用した雑草対策のメリット

グランドカバーを雑草防除に使うことのメリットとしては、なんといっても安い費用で雑草を抑制できることにあります。

グランドカバーになる植物は、1ポット数百円で販売されていることが多いです。そのため、選ぶ植物の種類、防除する範囲によっては数千円でできてしまうのです。低コストなので試しやすいですよね。

また、管理に労力がかからないのも嬉しいポイント。
植え付けは簡単、植え付け後も真夏以外は水やりもいらず、基本的に放っておいて問題ありません。

他にも、雑草よりも見た目が美しい、真夏の照り返しや温度上昇を抑えられるなど、メリットはたくさん。

安い費用で簡単に、お庭をきれいにしながら雑草の生えにくいお庭にできることが、グランドカバーを利用するメリットと言えるでしょう。

グランドカバーを利用した雑草対策のデメリット

メリットの多いグランドカバーですが、1つだけデメリットがあります。それは、グランドカバーは植物の繁殖力を利用して雑草を抑えるので、繁殖を抑制する手間が発生してしまうことです。

グランドカバーという植物は放っておいてもぐんぐん成長します。そのため、伸びすぎたところは切ってあげる必要が出てきます。

切らずに放置していると見た目が悪くなったり、重なったところが蒸れて枯れてしまったりということが起こってしまうことも。また、病害虫の発生も懸念されます。

一見手間がかかるように感じますが、1本1本雑草を抜くことと比較すれば、はるかに少ない労力で済むことは間違いありません。

伸びすぎたところを刈り込む手間が発生してしまうことが、雑草対策にグランドカバーを使う唯一のデメリットです。

雑草対策におすすめの植物を5つご紹介

雑草対策をする上で多くのメリットがあるグランドカバー。しかし、グランドカバーにも種類がたくさんあるのでどれを選べばいいか悩んでいる方も多いはず。

そこでここからは、雑草対策におすすめのグランドカバーを5つご紹介します。

雑草対策におすすめの植物①:ヒメイワダレソウ

ヒメイワダレソウ広がった様子

小さな白い花がかわいいヒメイワダレソウは、繁殖スピードが速いのが特徴。そのため、広範囲の雑草抑制にはかなり力を発揮します。成長の目安は、春に植えつけると3か月で50㎝四方位まで覆うほど。なので、1㎡で3~4ポットあれば十分です。少ない数でよいので経済的に優しいことがメリットです。

また、踏みつけに強いのも利点です。例えばアプローチや飛び石沿いに植えた場合でも、伸びてきたところを踏んでしまっても問題ありません。むしろ積極的に踏んだ方が、程よく成長が抑制されてちょうどいいという人もいるくらいです。

注意点としては、放任するとどんどん広がっていくので、伸びすぎたところは定期的にカットしないといけないことです。放っておくと中が蒸れて病気になることもあります。四方に囲まれたような狭い場所に植えるとどんどん伸びて葉同士が重なってしまうので、植えるなら広い場所の方が良いでしょう。

また、ヒメイワダレソウは冬は茶色くなります。お庭が冬枯れしたように見えてしまうのが嫌な方は、選ばないほうが良いでしょう。

芝生を敷くほどでもないけど微妙に広い場所がある方や、アプローチや飛び石沿いの雑草対策をしたい方におすすめです。

雑草対策におすすめの植物②:リシマキアヌンムラリアオーレア

リシマキアヌンムラリアオーレア

黄緑色の可愛らしいハート型の葉が印象的なリシマキアヌンムラリアオーレア。約3か月で40㎝四方位広がります。成長スピードがそこそこあるので、雑草の抑制力は高いです。

こちらの植物は枝の伸び方に特徴があります。枝が伸びて地面に着地したところで根を生やしながら広がっていくのです。広めの花壇や高低差のあるところでは、垂らしながら伸ばすという事もできます。

また、色味が強いので、お庭のアクセントのしやすいというところもメリットです。雑草対策しながら景観がよくなるので一石二鳥です。

ただ、リシマキアヌンムラリアオーレアは蒸れに弱く、風通しの悪いところは枯葉が目立つこともあります。伸びすぎて折り重なってしまう場合は適宜カットする必要があります。

冬には赤く紅葉しますが、少し枯葉が混じる可能性もあります。そのため、冬は少し景観が悪くなってしまうこともあるので注意が必要です。

また、踏みつけにはそこまで強くありません。人がよく通るところだと弱ることがあります。

お庭のちょっとしたスペースや、花壇の雑草対策をしたい方にピッタリのグランドカバーです。

雑草対策におすすめの植物③:ディコンドラシルバー

ディコンドラシルバー

シルバーフォールズとも呼ばれるディコンドラシルバー。成長スピードはヒメイワダレソウと同じくらいで、春に植えると3か月で50㎝四方位まで伸びます。雑草抑制力はかなり強いです。

繁殖スピードは速いですが、踏圧には弱いので、あまり人が通るところに植えてしまうと弱ってしまうことがあるので注意が必要。とはいえ、少しくらい踏んだり通ったりするくらいは大丈なので、アプローチや飛び石など、直接踏むことのない場所であれば問題ありません。

冬は地上部が枯れるような感じで、場合によってはほとんど残らないことも。春になるとまた生えてきますが、冬は土もしくは枯れた茎だけの状態になってしまいます。

雑草抑制力で言うと、ヒメイワダレソウとディコンドラシルバーで迷うと思いますが、冬の状態や葉の雰囲気などで選んでみてください。

雑草対策におすすめの植物④:プラティア

プラティア

プラティアの魅力は何と言っても星形に咲く小さい花。色も白や青があって、満開の時は白や青のカーペットが広がるようにきれいに咲いてくれます。さらに、プラティアは2季咲きっぽいところもあるので、春と秋に花を楽しめるのも魅力の1つです。

草丈が高くならず、横に横に広がっていくので、お庭に草原のような雰囲気を出しつつ、雑草を防除してくれるという形になります。

注意点としては、高温多湿に弱いので、仮に草丈が出てきたら刈り込んで風通しを良くする必要があります。

また、踏圧には弱いので人が立ち入るところはあまり向かないかもしれません。

グランドカバーとしてはまだあまり知られていませんが、雑草抑制力があり、美しい花も楽しめるため、とてもおすすめの植物です。

雑草対策におすすめの植物⑤:クローバー

クローバー

4つ葉のクローバーでおなじみのクローバー。今は黒い葉のものや斑入りのもの、赤葉ものなど色々な葉の色のクローバーが出てきています。斑入りのものと赤葉のものは、それぞれ白、赤の花を咲かせてくれます。

クローバーに雑草のイメージを持っている方はご存知かもしれませんが、結構繁殖力が強い植物なので、雑草抑制のグランドカバーとして使用できます。この中でも黒いクローバーに関しては繁殖力がそれほどでもないようです。

まとめ

今回はグランドカバーでの雑草対策におすすめの植物をご紹介しました。

どれもグランドカバーが成長するまでは雑草を抜いて成長を手伝ってあげる必要がありますが、広がってしまえば、驚くほど手間が減っていることに気が付くと思います。

また、広がってしまえば雑草が多少生えていても景観に溶け込むので、雑草のストレスから解放されること間違いありません。

もし「失敗したな」「イマイチだな」と思っても抜くだけでやり直せるので、一度試してみる価値は十分にあると思います。

雑草対策の方法の一つとして参考にしていただければと思います。


下記の動画では、グランドカバーにおすすめの植物を今回ご紹介したものも含め、さらにたくさんご紹介しています。実際にグランドカバーを植えるところや、植えてから2週間後の経過もご紹介していますので、ぜひご覧ください。


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